秋の福島ツーリング(2日目)
さてと、福島ツーリングも二日目となる。今日は山に登る事が第一ターゲットだ。なので、朝起きてからの体調が一番気になったところだ。まぁ、朝きちんと起きて体調をチェック。少し風邪気味なんだが、問題は無い。足腰も大丈夫だ。
登る山は、一切経山だ。標高1948メートルだが、磐梯吾妻スカイラインの浄土平約1600mを起点とする。なので、標高差で約350mを登る事になる。なぜ、一切経山なのかというと、久しぶりの登山でもあるので、登りやすい山がいいと思っていたのだが、ちょうどいい感じの標高差と子供でも登れるというので、ココを選定した。
さて、ホテルをチェックアウトし出発する。
途中、セブンイレブンで食料類を調達する。と言っても、大したものではない。おにぎりとキャンデー、お茶を買う。真夏ではないで、水分はあまり必要ではないが念のために500mlと350mlのお茶を買って準備は完了ってところか。
磐梯吾妻スカイラインは今年限りだが無料となっている。11月中旬以降は閉鎖されてしまうので、最後のチャンスとなるだろう。
このあたり、中腹から浄土平までが磐梯吾妻スカイラインの醍醐味ではないだろうか。まるでアメリカのような、あるいは、ちょっとオーバーに火星のような風貌の道路だ。ここからつづら折に登っていく。写真に撮らなかったが、途中から下界をながめるのも乙だろう。
この日は実は「平日」だったので、すいていたのかもしれない。車もバイクもマバラだ。バイクは専用置き場があるが、なんか傾斜があって止めにくいので奥の車用のスペースを借用。すいてるし、いいよね。
浄土平から見た吾妻小富士。ココも機会があったら登るかな。でも登山というほどでは無い。ただ、一切経山を登るとわかるが、けっこう大きな火口になっており見応えはありそうだ。
さぁ、登山の準備だ。バイクジャケット、プロテクターなどは全部置いていく。ズボンはGパンのままだが、上着は登山ように着替えて出発する。
登山と言えば、重要なのは靴だ。「予算の半分は靴に使え」と言われるぐらいに靴が重要だなんだけど、私の場合、ライディングシューズがそれを兼ねている。私のライディングシューズはトレッキングシューズとのコラボレーションというもので歩きやすい。今回はこれでチャレンジする。
この駐車場は係員もいるし、人気も多いので長時間バイクを置いてても安心できる。ま、こんな所じゃないとバイクで登山というのも気が引けるというものだろう。
浄土平から遊歩道に入る。ココを歩きながら一切経山に入るワケだ。
こんな感じの案内版がある。でもこれは遊歩道の中だけね。後は、軽い看板だけになる。
少し登って駐車場を振り返る。FZ1を探せ!ってか。写真の真ん中の黒いものがFZ1だ。
さて、天気もよく景色もよい。でも体力は無い。少し登って、息が切れて、ゼ~ハ~って状態。ま、マイペースで登ろう。ゆっくりゆっくり。
30分ぐらい登って振り返る。写真の左側が吾妻小富士だ。火口が見えるだろうか?登れば登るほど、この吾妻小富士の内側が見えてくるのが、なんか楽しいのだ。
この一切経山は整備されており、所々に階段も設置されている。登りやすいのだが、足を上げるが結構つらいんだよね、この手の階段登山は。
一切経山は、樹林帯というのが無くて、植物はどれも低い。標高が高いからだと思うが、直射日光があたるので、夏場の登山はツライかも。
中腹に来ると、一度平になる。この木道を歩くと分岐があり、一切経山と鎌沼方面とにわかれる。最初間違えて、鎌沼へ行ってしまった。
ホントは帰りに寄ろうと思った鎌沼にでてしまった。上からみると鎌の形に見えるから鎌沼というらしい。三日月沼でよかったかもね。天気がいいので実に写真が映える。登山客もたくさんいたが、みなさん登山スタイルでした。私だけ、ちょっと場違いだったかもしれない。
ココで登山ルートを紹介しよう。右中央の赤線がゴチャっとしてるのが浄土平。そこから左の方へ向かう。鎌沼が現在値とすれば、少し戻って、一切経山を目指すことになるわけだ。
一切経山への分岐点へ戻ったところ。写真の左下に見えるのが避難小屋+トイレだ。ココでトイレ休憩できるのは助かる。夏場なら汗を大量にかくのでトイレは遠くなるが、この季節だと、ちょっとね。避難小屋ではお昼ご飯を食べてるツアーもいました。
避難小屋を越えて上り出す。ちょっとだけ急な坂。ひ~ひ~言いながら登る。後から来た女性に簡単に抜かれ、置いてかれる。あ、ちなみに私はいったい何人に抜かれたかわからないが、抜いたことは一回もなかった。みなさん、元気というかスゴイね。あ、俺が情けないのか。
それにてしても、実に見事な青空だ。
「おれはコのために生きているんだ~~~~」
って叫びたくなるぐらいな晴天。実に気持ちいい!
振り返ると、下界がよく見える。この写真はデジカメのパノラマ撮影モードで撮影したものだが、この景色が見えるのは登った人だけに許される特権というものだ。この写真に限らないけど、私のブログは写真をクリックすると拡大表示されます。ぜひパノラマを楽しんでみてください。
一切経山はガレ場な山だ。岩だらけなので足を痛めないように登らないとね。
あぁ、遠くに見えるは磐梯山か?さぁ、頂上まであと一息だ。
さ~って頂上に到着。真ん中あたりに石が積んである。
これが見たかったんだよ。五色沼。天気がいいので実に美しい。中央の青が澄んでて、そして湖畔にかけて徐々に緑になる。この景色は一切経山に登らないと見られない、まさに登山の成功報酬ともいえる景色だろう。
ただし、この写真を撮影するには、少々勇気がいる。頂上で登山道からの反対側に歩くと崖っぽくなってて、そこから少し身を出さないと撮れない。高所恐怖症の私としては、まさに命がけ。足がガクガクしながらの撮影となったことを書いておこう。でも、うまく撮れてよかった。
吾妻小富士もこの通り。もうちょっとで加工が全部見えるのだが。さすがにムリか。吾妻小富士の周りの雲がイイ味だしてるでしょ。ここの標高が高いことがよくわかるね。
一等三角点だ。頂上だねぇ。この三角点で昼食を取る。風が強いので飛ばされないようにおにぎりを食べた。あぁ、でも最高の気分だ。やっぱり、登山っていいねぇ!
頂上の景色を十分に堪能したし、写真もたくさん撮れたので下山することにした。下山は足にけっこう負担がかかるので、ゆっくりとね。
でも、下山でもたくさんの人に抜かれたよ。いったい俺って・・・・。
もうけっこう降りてきた。このあたりまで来ると、足がガクガクしてきて、いわゆる「ひざが笑う」という現象が発生。気を抜くとコケそうになった。少し歩いては休むという感じでユックリ下ることを心がける。
はぁ~~、無事に下りました。後は浄土平まで平地を歩くだけだ。
登山道入り口となる天文台まで着ました。 無事に登山をおえて一段落。この先ののビジターセンターで椅子に座って感動の余韻にひたる。
浄土平でカレーパンを買いました。おなかは減ってないけど、なんか食べたくて。「ケレーパン」ってのが、なんかいいよね。五穀米カレーパン:オモチ入りを頂きました。
さて、装備をバイク装備に切り替えて浄土平を後にする。今日の目的は達成したので、後は温泉でも入ってのんびりしよう。白河にホテルを取ってるのでそこまで移動する。
この写真はスカイラインをくだり土湯方面にいく途中。時間にしてまだ3時頃だったと思うが、なんか暗くなってるんだよね。このあたりは紅葉も終わってしまったようだ。もう冬なんだなって実感できる一枚だろう。
道の駅「土湯」で休憩。ココは、「バイク好きおくさん」のブログで有名?なところだね。ココではソフトクリーム「栗味」をいただきました。
うん、たしかに栗っぽい味がしました。季節限定だそうです。ココからは東北道へ入り、そのまま白河へ。日帰り温泉をチェックして探してあったので、そこに行ってみる。付いた頃にはすっかり真っ暗。しかも、そのお風呂もなんか森の中にひっそりとあるので、真っ暗の中をバイクで走るのは、ちょっと怖かった。
森の中にココだけ明かりがついてる温泉。
まだ、17時ころなんだけどね。すっかり真っ暗でした。
館内の休憩所ではこのように椅子にTV(ただしアナログ)がついてた。このあたりは、まだアナログ放送が見れるようだ。でも、これらを全部地デジTVに変えるのは大変かもね。
というわけで、登山ツーリング「一切経山」を登るが無事に完了しました。かなりナマッてました、私の体。でも無事に登れてよかったよ。少し歩くとか走るとかして、足腰を鍛えないと、満足に登山もできない。自分よりはるかに高齢の人がズンズン登っていくのをみると、ちょっとこたえる。
一切経山は標高差350mなので、早い人なら往復2時間以下で回れる。私は4時間近くかかりました。登山ルートもよく整備されているので、子供でも登れると思う。特に険しいとか、危険とかは無いので初心者向けでよい。天気さえよければ、眺めは格別だ。
やはり登山は気持ちいいね。
今回のルート。GPSをオンにし忘れたので、起点がちょっと辺だが、上の方から磐梯吾妻スカイラインに入り、浄土平を目指した。登山後は土湯方面へ抜けて、そのまま東北道で白河を目指してので、ツーリングとしては、あまりアチコチ回ったわけじゃない。しかし、登山で4時間を費やしてるので、満足感はあった。
【私の使ってる靴はコレ!】
軽い!そしてソールはビブラムソール。登山でもイイ感じでした。
ヘンリービギンズ ライディングシューズ DH-803 |
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