心に残ってる映画:マニトゥ
自分が中学生の頃だったかな。マニトゥという映画をTVでやってたっけ。ずいぶん前のことだし、全然忘れていたのだが、ふっと思い出して懐かしくなった。
マニトゥとは霊魂の事で、生き物から工業製品まで万物にはマニトゥが宿ってるという意味らしい。元々、インディアンの言葉だったのかな。海外ドラマのX-ファイルでもマニトゥを取りあげた話があったと思う。
この映画は子供心に衝撃的で、台詞なんかも結構覚えていたりする。
ストーリーは、あるご婦人の首に何やら出来物ができたが、レントゲン写真でみると、「子供」に見える。やがてその出来物がドンドン大きくなっていった。ご主人が何とか助けようとして、いろいろ助けを求めるが、最後に見つけたインディアンの祈祷師?に助けを求めた。交渉したが、結局断られた。
そのご主人は、
「ふん!どうせ怖いんだろ」「祈祷なんてできないんだろう」
的な悪態をついたんじゃなかったかな。そしたらインディアンもヤル気になって、
「祈祷を引受けた」
と思う。その時の要求報酬は、「インディアン教会への寄付」と「自分へのタバコ」だった。
そんなわけで、悪霊とインディアン祈祷師との戦いが始まるわけだ。舞台は婦人が入院している病院。手を尽くしたが、婦人に取付いた悪霊は実体化し(というか婦人の体から分離して大きくなって)、もう、手がつけられない。その悪霊はミスカマカスと名乗り、病院を占拠しだした。
最後の手段に、ご主人が思いついた。
「マニトゥは、機械にも宿るんだったな。この病院にある全てのコンピュータのマニトゥを呼出して、戦わせたらどうだ?」と。
「わかった。やってみよう」と祈祷師はコンピュータのマニトゥを呼出すベく、いろいろ手をつくし、ミスカマカスにぶつけるべく、祈祷師が祈る!
しか~し、通じなかった。
祈祷師はがっくり
「だめだ、所詮は白人の機械だ」
と肩を落とした。
勝ち誇るミスカマカス。
そしてついにご主人が切れた。
「やい、ミスカマカス、いいかげんにしろ!」
その言葉なのか、主人の怒りになのか、コンピュータのマニトゥが呼応し、一気に力が祈祷師に集まる。そして祈祷師の祈りが、さっきのご婦人に乗り移ったようで、ご婦人が甦り、そして手から怪光線を出して、ミスカマカスを倒したのだった。
仕事を終えた傷だらけのインディアン祈祷師が去っていく姿を、ご主人が呼び止め、
「まってくれ」
「君のタバコだ」
と言ってタバコを渡すと、インディアン祈祷師は「ニヤリ」っとわらってタバコを受取り帰っていった。
我ながらよく覚えているなぁ。中学生ぐらいの時に一回みただけなんだけど、それだけ印象が強かったんだろう。今見たら、「なんだこれ」というものかもしれないが。
マニトゥという悪霊を題材にしているが、アメリカの白人社会とインディアンとのアツレキ、本来は敵対する関係だが、共に闘い最後には友情が芽生える。。。なんていう所を描いていたのか?と思ったりする。
この映画はDVD化されてないので、今では入手は困難だと思うが、こんなサイトを見つけた。
勝手にリンク。
http://kyoto.cool.ne.jp/666_movie/mv185/index.htm
私の記憶もまんざらではない?
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