CyberLinkへ物申す:改善案 その2
前回は主にサポートについて書いたのだけど、今回は開発について書いてみようと思う。
私が言いたいのは、
「不具合を減らしてくれ、いや、無くしてくれ」
なんだけど、それはどういう原因があって、そして対策は何か?ということを考えてみたい。
元々、Power Directorはバグが多いと言われている。それも中々直さないとも言われているね。ただ、弁護するわけじゃないが、動画編集というのは、けっこう高度なものだと思われるので、それを低価格で実現している関係から、多少の不具合があるのは理解できる。
でもね、それを商品として売っているのだから、最低限の品質は保ってほしいよね。買ったはいいけど、不具合続出じゃ、何のために金を出しているのかわからんよ。あと、発生した不具合は真摯に受け止め、修正を行うのが重要だと思う。
SNSで「Power Director 不具合」で検索するとボロボロと出てくる。印象に残った意見としては、
アップデートが出たけど、コワくて適用できない
(不具合が増えるんじゃないかと)
これは言葉を足すと、
・今は不具合は多いが、なんとか使えている
・でもアップデートすると更に不具合が増えて収集がつかなくなる。
・今まで不具合の無いアップデートは無い(必ず不具合が出る)
という意味だろうね。
これは実に由々しき問題だとCyberlinkは感じなければならない。裏を返せば、メーカーに対するユーザの信頼はゼロ、いや、マイナスだと言えないか?
また、365ユーザから、この声が出ていることも問題である。サブスクとは、
「常に最新の状態で」
がキャッチフレーズなはずで、この言葉からユーザが受け取るのは
・新機能はすぐに使える
・不具合はすぐに修復される
だろう。ちがうじゃね~か!?
なんでこんな事態になるのか。
大きく分けてこんな感じじゃないか。
・基本設計が古い/ソースコードがスパゲッティ状態
・テストの大幅な不足
・開発体制の偏重(AI優先)
各項目について掘り下げてみよう。ただし、これは私の推測でしかないので、実際は違うかもしれないよ。いや、違うだろうね。(笑)
1)基本設計が古い
Power Directorの初バージョンは、2001年らしい。そこから毎年のようにバージョンアップ版をリリースしているようだ。もう、25年以上の歴史がある。当時はWindows2000/XPの時代だけど、今とじゃH/WもS/W環境も全然違う。ところが、Power Directorの基本部って、実はあまり変わってないのかもしれない。歴史あるソフトウェアでありがちなんだけど。あるいはブラックボックス化して、変更がやりにくい、出来ない、なんてことはないかな。
私は、PD13(2014年発売)から使ってるが、基本的な画面構成とか使い方とかは、変わっていない。いや、使い方が変わってないのは実に好ましいことなんだが、内部のコア部分の設計、コードも変わってないのかもしれない。
では、動画編集ソフトのコアってなんだろうか?
素人の想像で恐縮だが、それは、
「データ構造」
じゃないかと思う。簡単に言えば、動画、写真、音声等をいかにメモリ上に並べておくか? これが大きなポイントじゃないかな。さらに重要なのは時間の概念。静止画じゃないので時間と共に変化する要素がある。これが大きいかもしれないね。
・編集とは、データを置く、変える、入れ替える等
・プレビューは、データに従って再生
・出力では、データにしたがって、動画を出力
全ての基礎はこの「データ構造」になるはずだ。で、システムのコア部分は、このデータ構造を作成・変更・収容する部分じゃないだろうか。そして周辺部は、このデータ構造からデータを得て処理をする。エフェクト等もそう。
この部分、新しい動画フォーマットや新機能の追加の度に手を加えてきてると思うのだが、その改修による改修で、かなりヒドイ状態になっているとか。あるいは、本来であれば作り直したほうがいいところでも、時間がかかる、めんどう、ってことで、誤魔化すようなやり方で、処理を割り込ませたりしてないだろうか。
誤魔化すようなやり方というのは、本来、対応していない処理をデータを強引に書き換えて対応させるとか。こういうのは、予期しない不具合を発生しやすい。だって、本来対応してない処理なんだから。
これには大きな副作用が伴う。例えて言うなら、細い水道管に水を圧送するようなもので、流れが悪くなる,亀裂が出来て漏れる、って感じのようにリスクを伴うわけだ。
これが、不具合続出の正体かもしれんね。
無理が重なって、ソースコードがスパゲッティになってることもあるだろう。どこが連動しているのか、わからない。どっかいじると、別のどこかがおかしくなる。不具合が出ても真の原因がどこなのかわからないって感じだね。
これは、動作のモッサリ感にも影響していると思う。誤魔化したコードが多いので、余計で意味のない処理が残ってる関係で、パフォーマンスが出ないことが想定される。パフォーマンス不足を指摘すると、「あなたのPCのCPUの性能不足」とかマシンスペックを問題にする開発者がいるが、いやいや、ソフトウェアを効率化しろよ、と思うけどね。
どうだろう? 不具合が続出する理由は、システムのコアに大いなる問題があるというもの。ただし、ココに書いてあることは私の仮説なので、実際は素晴らしいコードが書かれているのかもしれない。そう願いたいところだけどね。
2)テストの大幅不足
私もだし、SNSで不具合に怒っている人たちは、
「かなり使い込んで滅多に出ない不具合で叫んでる訳じゃない」
普通に使ってるだけ。それも簡単な編集作業中に不具合が出てるから、怒ってるのだと思うよ。こんなので、おかしくなるか?ってね。
でなきゃ、不具合のオンパレードなんて言わないよ。ちょっとした編集操作で不具合が後から後から出てくるからみんな困ってるし、怒ってるんだと思う。
あまりに不具合が多いので、
「メーカーは、テストしているのか?」
って疑いたくなる。いや、本当にテスト不足なんだろう。
不具合が続出するの要因の一つとして
ずばりテスト不足
だと私は考えます。
まぁ、不具合を作ってるのは開発なわけだが、しっかりとテストしてれば、リリース前に改修するだろう。いくら何でも。(笑)
テストは、段階かあるんじゃないかな。基本的なテストは開発部隊がやるけど、その後で専門のテストチームが重点的にテストをするはず。
テストで重要なのは、パターン分けとシナリオではないかと思う。
・PC環境の分類(ハイスペック、ロースペック)
・使うデータの種類(動画、写真、音声、コーデック)
・テストする機能をどこまでカバーするか
・動画のテスト作成(ショート、ロング等様々)
などが大きなポイントだろうか。
理想は全ての機能をいろんなパターンでテストすることだが、時間もかかるので、開発と相談して、重点項目に絞る事はありえる。新機能や変更しているところが中心になるとかね。なので変更が無いところはテストしないとか。
ま、それすらやってない疑惑もあるけどね。(笑)
ソフトウェア開発では、このテストが最も手間がかかるらしい。多くの人手と時間が必要だ。つまりコストがかかる。Cyberlinkは、ココをケチってるのかもしれないね。
・テスト人員の削減(新機能開発に優先でリソース配分)
・人手不足のため、カバー範囲が狭い
・スケジュール重視(多少のバグは後で直すことにして見逃す)
繰り返しになるが、これらは私の推測でしかないので実態は全然違うかもしれない。
。はたしてどうだろうか?(笑)
★.対策
それでは対策について考えてみよう。目標と対策だ。
目標:不具合ゼロを目指す
対策:
・開発体制を新規開発から不具合解消体制へ
・コアを含めた基本設計の見直しとソースコードの刷新
・パワーユーザによるフィールドテストを強化
とまぁ、こうなると考えられる。リリース直後から不具合続出なんていう汚名を返上するべく、目標と添えるわけだ。
今のままじゃ、AIにつられて買う人よりも、「不具合が多すぎて使い物にならない」という評判が先行し、結果として、売れなくなってしまう。安定し不具合の無い編集環境を提供することで、離れたユーザも戻ってくるし、サブスク版へ移行するユーザも出るんじゃないかな。そのことを、経営層はよく理解したほうがいい。
AI開発重視の体制から、不具合改修に重きを置いた体制へもっていく。同時にコアの再開発を重点的に行い、動作の安定性と拡張性に優れた構造へ変革するとなるわけだ。
コアの再開発とは、「データ構造を見直す」ということに他ならない。正にソフトウェアの核心、地盤を作り直すということだ。これは、思った以上に大がかりな話でもあるが、これを無くして安定化は不可能だと思える。
コアの再開発ってのは、総じてコストがかかるわけだが、見た目のインパクトが薄いために、二の足を踏みやすい。また、この手の再開発は、得てして期待外れの結果になることもある。「以前の方が、まだマシだった」とならないように、目標を明確化し、十分な調査と設計をした方がいい。
あ、でもひょっとしたら、新規コア開発はもう着手しているかもしれないね。さすがに優秀な開発者ってのは、いるもので、既に進めているとか、あるんじゃないか。
ただ、コア開発ってのは2~3年ぐらいかかるかもしれんね。今のバージョンは、古いコアと周辺部で成り立ってるけど、これが、新しいコアに置き換えることができるようにしてあるのかもしれない。
つまり、今のPDは仮の姿で、まだ見ぬ新コア搭載のPDの出現があるのかもしれない。
なんて。ね~か。(笑)
あと、テスト。社内のテストチームでは足りないのであれば、思い切ってユーザに協力を仰いだらどうか。
そう、パワーユーザによるフィールドテスト。参加してくれるユーザにベータ版をデバッグモード付で提供し、実際に動画を作ってもらう。グローバルで100名ぐらいのユーザに手伝ってもらったらどうか。日本も10名ぐらいはいてもいいんじゃない。私も協力したい。(笑)
不具合があれば、デバッグログとセットでの報告をしてもらうことで解決の早道とする。さらに新機能を使って作った動画は、好きにYoutube等へアップロードしてもらう。報酬も払ったらいい。例えば、PD365のライセンス、Amazonや楽天のポイントとかでもいいんじゃない。
機能の評価、不具合の状況を収集して、それをリリース前に全部治しておくと。そう、治しておくことが重要。そうすれば、不具合続出なんて汚名は払拭できるのではないだろうか。
どうだろう。いろいろと改善案を考えてみたが、これがユーザの切実なる願いとして、少しでも届けばと願う次第です。
最後に改善というか、是非、実装してほしい機能を少し書いておきます。あ~もちろん、今出ている不具合は全部治してもらうのが前提ですよ。
1)Power Directorの複数起動が出来るようにしてほしい
やりたいのは、複数動画の同時編集。あと、過去に作った動画から一部をコピペしたい。これだけで編集効率は大幅にアップすると思う。
私もあるんだけど、一つのシリーズで複数動画を作成するケースはあります。こんな時、同時に二つ三つの動画を編集したい事はよくある。また、過去に作った動画のちょっとしたテクニックなんかを流用したいと思うことは、本当によくある。そんな時に、PDが複数起動できていれば、作業効率はめっちゃあがると思うよ。
2)マウスホイールで水平スクロールを可能に
Power Directorってキーのカスタマイズができるが、マウスの水平スクロールに対応していない。もうかなり前からマウスに備わってる機能なのに。最近だと、LogicoolのMX Masterシリーズにも水平スクロールは備わってるよね。これが出来ると、実に楽なんだけど。
このあたりの機能実装を早くからやってないのは、本当にマーケティングをしているのか疑問だな。(笑)
3)AIによるカラー補正(複数カメラの差異をなくす)
複数のカメラで撮影した場合、カメラ毎の色の差異が気になるケースがある。また、照明や日光の位置によっても色が変わってしまう。AIでこの差異を基準となるカメラに合わせる機能があってもいいんじゃないか。
せっかくAIを唄うなら、役に立つ機能を作ってほしいね。
4)タイトルのエンドロール改善
タイトルにはエンドロールの機能があるけど、これのプレビュー時の挙動が、おかしい。
所要時間が短いとイイのだが、長くなると急にカクカクと遅くなる。出力自体は正常にできるのだけどね。テキストの量にも影響を受けているのかもしれない。また、編集なども重い。このあたり、おそらくアルゴリズムの問題だと思う。是非改善してほしいね。
以上、切なる願いを込めて
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