Power Director 2026新機能 顔モザイクを試す

さてと、PD2026の新機能でも試してみようかとPDFのマニュアルを見てたんだけど、最初の方で、
　「顔モザイク」
というのが紹介されていて、これに興味を魅かれたので試してみることにした。
この手の機能は、だいたい365オンリーなはずなんだが、今回は買い切り版にも実装されていた。

顔にモザイクをかける場合は、従来機能では「モーショントラッキング」という機能があったが、今回は顔モザイクで独立した機能となったようだ。宣伝もされていたしね。

フリー素材から人が写っている動画をチョイスして作成してみる。

操作は簡単で、動画クリップに顔ボカシのエフェクトをドラッグ＆ドリップするだけ。自動的に分析して適用してくれる。エフェクト詳細メニューでは、強度（ボカシ具合）を指定できる。

さっそく作ってみた動画がこれです。

おぉ、けっこう優秀。また操作するものが、ほとんどなく全自動なのもいい。その分、細かいことは設定できないんだろうけど、まぁ、このぐらいがちょうどいいんじゃないかな。

多少、動きのある被写体でもちゃんと追随しているし。後姿など、顔が見えなくなったときはモザイクが消えて、顔が再度見えたら追随している。以前のモーショントラッキングは追随性が悪かったからねぇ。

今度は人数を増やしてみる。
3名の止まった人物、2名の動きのある人物、多人数と色々やってみた。

なかなか追随性がいい。特に何人いるかわからない多人数でも、ほどなくモザイクがかかってる。ただ、回転する人物なんかは、一瞬、モザイクがなくなってしまうタイミングがあったりはするね。この辺り、調節できるといいんだけど、そうすると大変になっちゃうのか。

これを使う場面と言えば、

　・風景や建造物を撮影して意図せず観光客が映り込んでしまった場合
　・自撮りしたが、自分を隠したい場合
　・友人でも一般公開はできない場合

などだろうか。

あと、実際にやってみた感じの欠点としては以下の通り。
　・背景の光加減で明暗が極端な動画では、顔を認識できないケースがあった
　・動きが激しい場合、モザイクが追いつかないケースがあった
　・横顔等で顔の面積が少ない場合、モザイクが途切れる

などかな。

ま、何にしても簡単にモザイク出来るし追随性もいいので、Power Directorとしては頑張ったほうじゃないか。あとは変な不具合が出ないことを祈る。

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