北海道ツーリング2023 北端を目指す 12日目:最北端へ到達
ついに、この日が来たと言うべきだろうか。
この日は、今回の旅の目標地である最北端:宗谷岬を訪れるつもり。旅はすでに12日目であるが、苫小牧から11日かけてココまでやってきた感じなのかな。実に楽しみだ。天気は曇りなんだけどね。
さらに「白い道」や宗谷岬周辺を走ったり、「からふと食堂」でウニ丼、豊富温泉やトナカイ牧場などの盛り沢山の内容です。
〇宗谷岬
利尻島に渡るフェリー対策で、すっかり早朝に起床するようになってしまい、この日も特に急ぎではないが、4:30頃に起きてしまいました。温泉に入って朝食。早めに出発することに。6:00過ぐらいか。
「宗谷岬で撮影するなら早朝」とも言われているのでちょうどいい。遅くなると、観光客が増えて、なかなかバイクと一緒に撮影が難しいらしいので。
海岸沿いの道路を宗谷岬へ向かって走っていく。約30分~40分ぐらいで宗谷岬へ到着しました。
到着すると先客ライダーが1一人、宗谷岬のモニュメントの前におられて、手招きしている。
バイクで入っていくと、
「撮影してくれないか? あなたも撮影してあげるので」
ということで、撮りっコすることに。他に観光客はいないようだし、チャンスだ。
ここで撮影。自分でもバイク単独で撮影。天気は曇りだが、この写真が撮れたことで、
「最北端を訪れる!」
という目標が達成できた。まさに感無量!大きな目標を達成することが出来た気分です。
そのまま宗谷岬をブラブラと。
写真を撮影してくれたCB1300さんのバイクをパチリ
それにしてもCB1300は人気があるねぇ。ほんとよく見かける。北海道にツーリングに来ているバイクで5本指に入るぐらいじゃないだろうか。
この後も、他のライダーさんがやってきましたね。ぼちぼちと人も増えてくるのだろうか。
〇白い道
さて、こっから「白い道」へ行くことにしまして。宗谷岬から丘側に行くと、
「貝殻を敷き詰めた白い道がある」
ということで、行ってみました。
あらかじめルートガイドを参照してナビにもインプットしておいたのだが、看板が小さくて見落としたりして、道に迷ってしまった。引き返して再トライ。曲がる場所を間違えなければ、何てことはない。
途中、キツネがいたようだけど、近づいたら逃げられてしまいました。黄色〇がキツネ。よく見えないねぇ。
さぁ、白い道です。この写真の位置から約200mぐらい先。基本的にはダートなわけだが、特に荒れてるということもなく普通に走れるそうです。ただ、あまり甘く見すぎてハンドルを取られることが無いように、注意して低速で走行することにします。時々、陥没とかもあるんで、路面をよく見たほうがいい。
気持ちよく疾走するというより、この珍しい道を踏みしめながら、旅情を味わうという感じかな~。
しばらく走って、バイクを止めて写真を撮ります。遠目に見ると雪の上を走ってるような感じ。
タイヤは真っ白ですね。あと、巻き上げるんで、アンダーカウルが白くなる。
路面の貝殻はこんな感じ。
時々、対向車も来るので注意したほうがいいかな。私は止まってやり過ごしました。
この白い道。出来上がって10年はたってると思うが、だいぶ痛んできてるのかも。ダートとしては、難しくない部類だと思うが、所々に陥没とかあるし、不用意に飛び込んでハンドルを取られないように注意したい。
多少は補修工事が必要な時期かもしれんね。あと、貝殻が減ってるんじゃないかな。できれば晴れた日に来たかったけど、白い道を走破できたんで良かった。
〇宗谷岬周辺を走りつくす
こっからは宗谷岬周辺の道を走りつくしてみようと思いまして。いったん内陸側へ入ったところで、牧場を見かけました。
この牧場、道路沿いにあるけど、柵は無いんだよね。つまり人も動物も出入り自由なわけで。牛さんを眺めていると、チラッとコッチをみつつ、じ~~と見つめてきたんだよねぇ。
突然、突進されたらヤバイので退散しました。まぁ、赤いバイクでは無いし、他に赤いものはないので、大丈夫とは思うけど。(笑)
このあと、再び宗谷岬へ立ち寄りましたが、観光客がかなり増えてました。たぶん、8:30ぐらいだと思うけど、これだとバイクを入れて撮影というのは、ちょっと難しいかもしれんね。やはり宗谷岬の撮影は早朝に限るようです。
続いて東側の海岸線である国道238号を南下していきます。天気は曇が暑くて景色はイマイチなんですが、それでも景色を堪能しつつ走っていくところ。そして、道道1077号(稚内猿払線)へ入り、内陸へ向かいました。
この道道1077はとてもきれいで走りやすい道なんだけど、所々、スマホの電波が入らないですね。ま、しゃーないところではあるが、スマホナビを使ってる人は気を付けてください。
半島の真ん中ぐらいで道道889(上猿払清浜線)に入り北上していきます。宗谷岬を目指す感じですが、途中に風車地帯がありましたね。その手前でシカに遭遇。右手をピョンピョン跳ねながら走っていきました。近づくと逃げてしまいますが、少し先で3匹いましたっけ。
このぐらいで、宗谷岬周辺の道路はだいたい走り切ったかなと自己満足。
〇からふと食堂でウニ丼
谷岬を堪能した後は、今度は稚内へ戻りつつ、ノシャップ岬へ向かいます。ココにある「うに丼」の御店、その名も「からふと食堂」です。北海道に詳しい友人に聞いていた「稚内へ行ったらココに行っとけ」というアドバイスに従い、行ってみます。
ノシャップ岬のすぐ近くにありました。駐車場がダートなんで、ちょっと気を使う。で、店内に入りました。昼食には少し早い時間ではあったけど、この日は朝早く出てるので、ちょうどいいか。
店内は他のお客はいなくて、私一人でした。お椀のサイズが普通とミニとあるようで、私はミニで、うに丼を注文。ホタテもついてきます。
いや、利尻島で食べたときより、ウニが多いかも。こりゃ新鮮でうまい。もう、なんか一気に食べちゃいました。北海道でのちょっとした贅沢を堪能することができました。
うに丼を食べるとステッカーがもらえます。ライダーだとこれをトップケースとかに貼るのが定番らしい。残念ながら持ってないんだけどね。今回の北海道で2回目のうに丼を堪能。カロリー高いかなとか、ちょっと思いながら樺太食堂を後にしました。
いや、うまかった。
〇ノシャップ岬(再)
先日のノシャップ岬は雨だったので、リベンジかねて再訪問。ま、曇りなんだけどね。イルカの像等を眺めていました。
〇サロベツ原野の展望台
さて、ココからは内陸、国道40号を走りサロベツ原野あたりを目指します。バイパスのように整備された一瞬高速かと思えるような道を進んでいく感じです。
途中、シェルターとかかれた休憩施設があったので立ち寄ってみました。屋根付きのパーキングで、トイレや自販機もあります。北海道ならではでしょうか。雪がしのげるようになってるということか。
さらに進むと、「サロベツ原野展望台」というのがあったで立ち寄ってみました。無人の施設で他にお客さんはいなかったな。
その先で展望台に立ち寄ってみました。ここは、「宮の台展望台」という場所。
まわりは平野から、やや上ったところにあります。高い所は苦手なんですが、階段を登ってみました。
展望台の中は、ソファーやテーブルがあります。なんか無人の施設でこれは珍しいかも。施設の中から、サロベツ原野が見渡せます。
いやぁ、見渡す限りの平原を少し眺めつつ、「これがサロベツ原野か!」と自己満足しておりました。
〇豊富温泉
次に「豊富温泉」に立ち寄りました。ココも、温泉好きの友人から聞いてところで、
「近くに行ったら絶対に入りたい温泉」
ということです。
世界でも珍しい油分を含んだ温泉で、アトピーとかに効果があるそうな。温泉はホテルや旅館とかにもあるけど、町営の「ふれあいセンター」という入浴施設に入りまして。
浴室が、「一般」と「湯治用」に別れています。フロントで聞いたところでは、「湯治用」は温度が低いんだそうです。長く入ってられるようにということでしょう。
私は「一般」に入りました。湯温は熱いです。まぁ入れないということはないですが、長く入るのは厳しいかも。お湯の色は、いわゆるサビ色。ちょっと金属っぽい匂いがしますね。肌はややヌルヌルします。
しばらく浸かって、のんびりと風情を楽しんで出てきました。いや、かなり熱くて、汗がダラダラで、しばらく扇風機の前にいました。
〇トナカイ牧場
豊富温泉を後にし、この後、トナカイ牧場を見物に。やや、ひっそりとした感じかな。駐車場にバイクを停めて正面にあるハウス。けっこう立派です。中には食堂もあります。
センターハウスを通り抜けた先に牧場がありました。柵で囲ってあるんだけど、見ることはできますね。
もっと沢山いるのかと思ったんですが、そうでもありませんでした。全部、出てきてるわけじゃないかもしれませんが。そんな中で飼育員の方が世話をしているところを見ることができましたが、このトナカイの角が一番立派だったか。
施設内にはサンタの衣装とかもありますね。サンタのコスプレをして写真が撮れるらしい。
あと、トナカイ肉のソーセージも売ってました。昔は内部のレストランで食べれたらしいけど、今はメニューには無いみたい。ちょっと迷ったんだけど、買ってもクール宅急便で送るしかないので、高くつきそうだし、今回はあきらめ。値段は4本で1000円というところですかね。
ちなみに本場ノルウェーかスェーデンでもトナカイ肉はあるそうだけど、まずくて食べられないというのが、友人の話だったけど、ここのソーセージは、「トナカイ肉だよと、教えてもらわないとわからないぐらい」だそうです。
〇サロベツ原生花園
トナカイ牧場を後にして、サロベツ原生花園に向かいます。入場料とかはなくて、いつでも入れるみたい。湿原内に木道が整備されていて、植物が見られますね。
のんびり歩いて景色や花を堪能します。
これは浚渫船(しゅんせつせん)というそうです。かつてこのあたりの湿原で泥炭が取れたらしい。その泥炭を採掘していた作業船。
キレイな木道が整備されているので、歩きやすく原野の奥まで入っていける感じかな。植物は全く疎いのだけど、確かにいろんな種類がありそうです。
ちょっとした展望台がもあって、その上から全景を眺める。利尻島の方は雲が厚いのだけど、うっすらと見えますね。
やはり利尻富士というのは、このあたりのシンボルなんだろうなぁとか思ってました。雄大だもんねぇ~。
北海道・サロベツの自然を見物して、ソフトクリームを食べまして、サロベツ原野を後にしました。
〇再びオロロンラインへ
サロベツ原野からオロロラインへ抜けて走りました。ちょっとバイクを停めて目前の利尻島を眺めてみると。
雲が少し減って、青空が見えてきてますが、利尻島には、かなり雲がかかってる感じですね。ただ、その雲があまりにもダイナミックですっかり見とれてしまいました。
雲が立体的に渦を巻いてるような感じですかね。
この日の訪問先はこんなもんでしょうか。稚内のホテルへ戻りました。
前半は宗谷岬を中心に周辺部含めて走り抜けました。後半はサロベツ方面で、原野を見たり豊富温泉入ったりと。そうそう、ウニ丼もあったので、実に充実した一日なりました。
明日は、稚内に別れを告げて、オホーツク海沿岸を走ります。天気は晴天の見込み。ん、ならばもう一度、宗谷岬に寄るかな。今日は曇りだったし。晴れた宗谷岬も絵になりそう。
それもこれも起きれればの話なんだなと、まぁ、大丈夫だろう。
〇動画
この日の様子を動画にしてあります。よろしかったら、御覧になってみてください。
〇バイクギア紹介(広告)
このウェストバッグを購入して使っています。柔らかい素材ですが、しっかり作られており、使いやすいです。内部にはフロント部にスマホを入れることを意識したポケットがあります。内部の体につく側にはメッシュのポケットがあり、小物を収容できます。
ベルトバックル部は、ゆるみ止め機構が付いてますので利用中にベルトが緩むことは無いです。スマホ、財布、ハンカチ、日焼け止め、カメラなどを入れて持ち歩いています。
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