沖縄ツーリング2023 その6 石垣島西側コース
〇イントロ
昨日に石垣島へ到着しました。この日は石垣島の西部を堪能しようと思います。まずはレンタルバイクを借りますが、今回は石垣島ならではということで、電動バイクを借りることにしました。
〇レンタルバイク GO SHARE
石垣島で電動レンタルバイクを展開しているGO SHAREサービス。これを予約しておきました。借りる時間は朝一(営業開始時間:9:00)です。
125㏄相当で、二日間で1台1万円。これには保険料、交換バッテリー費用など全部コミコミなので、割安とも考えられます。
50cc相当もあって、そっちだと1500円ほど安くなります。どちらもバイクとしては同じもののようで、登録が原付か、小型二輪かの違いのようです。
小型二輪登録であれば、2人乗りができる、最高速度30㎞/h規制なし、二段階右折なしとなりますが、現実問題として石垣島内で2段階右折が必要な交差点は少ない(ない?)だろうし、2人乗りをしないのであれば、原付版でもいいかも。
私は30㎞/h規制がいやなので、小型二輪にしました。バッテリーステーションは、島内各所にあります。場所はあらかじめナビに登録済です。
石垣港のターミナルに受付窓口があるということで、そこに行きまして。ちなみに、ホームページ上の受け付けは、「スゲェデラックスじゃん」ということで、こんな受付を石垣港ターミナル内で探してました。
「GO SHAREのホームページ画像」
無いなぁ、と思いながら探していると、実際はこっちでした。あれ、全然違うじゃん。石垣空港の近くにも借りる場所があるので、そっちの写真かな。
「実際の受付」
受付を済ませると、実際にバイクに案内され、操作方法や注意事項を受けます。
操作方法は、一般のバイクと多少違うこともありますが、簡単に列挙すると。
・スマートキー(無くさないために首にかけることを薦められる)
・スマートキーにあるボタンを押すと、電源ON
・メーターパネルの「GO」をタッチすると走行可能
・ウィンカーは曲がった後で自動で消える
・パワーモードあり(加速能力が上がる)
・メーターパネルにバッテリー残量、走行可能距離、TRIPなど
こんな感じだろうか。バイクメーカーではなく、コンピュータメーカーが作ったって感じもするな。メーカーは台湾だそうです。
ウィンカーが自動で消えるのは悪くはないが、つい操作してしまいます。パワーモードはけっこう使える。バッテリーは減るのが早そうだが、上り坂が続く場合などは積極的に使っていく感じ。
〇レンタル時の注意事項
レンタル時にくどいくらいに説明されるのが、事故。 もう、何度も言われます。で、傷をつけてしまった場合に弁済が必要になることも、クドクドと。さぞや事故が多いんだろうなぁと思いました。事故というか、立ちゴケみたいなものかな。
説明してくれた兄ちゃんが、「うちは、石垣島のレンタル業者で、事故ナンバーワンです」と言ってたっけ。
あと、「舗装路以外に入るな」とも言われました。沖縄はビーチが多いので、つい入ってしまう人もいるらしい。砂地で動けなくなってしまった資料を写真付きで教えてくれたっけ。ま、頼まれてもダートは入らんけど。
説明してくれた兄ちゃんに雑談程度に事故に関して聞いてみたんだけど。
・思いつきで借りる人も多い(バイク免許ではなく、自動車免許のおまけの原付免許で)
・普段、バイクに乗ってないので、経験不足
・アクセルが右グリップにあることすら知らない人もいる
・もう、跨った瞬間にわかるぐらいヤバイ。
ちょっとオーバーに言うと、こんな感じか。
あまりにヤバイので、レンタルを断念することを強く薦めたこともあるそうだ。なるほどねぇ。
あと、外装の傷のチェックを一緒に行います。今、どれだけ傷があるかをチェックし、返却時に傷が増えてないことを確認するんだって。
いや、でも既に傷だらけなんだけどね。お世辞にもキレイなバイクとは言えないかな~~。足を乗せる部分は、靴で擦れたんだろうけど、傷だらけだし、外装も立ちごけ傷だらけ。これで立ちゴケしたからって、修理代をとるんか?って気もする。
破損でもしない限りは、修理はしないだろうしね。あと、サビが多いな。潮風が影響してるとらしいが。沖縄の車やバイクはサビが多く見られるようだ。
自賠責保険が平成だったので、導入されて5年ぐらいだろうか。そろそろ寿命な感じもするね。今年か来年ぐらいにリプレースなんじゃないかな。
〇乗り出し
駐車場で、軽く走ってみる。アクセルやブレーキの感覚、バイクの重さの感覚。基本的には一般のスクーターと同じ感じ。ただ、アクセルをあけて後輪が動き出すまでの感じは、ちょっと違うので、慣れる必要がありそう。ブレーキの効きはまぁまぁか。
メーターパネルは、液晶だけど、太陽光の反射で見にくい気もする。
慣れるまで付近を10分ぐらい走ってみました。特に問題なさそうなので、ツーリングへ出発します。
〇ナビについて
このバイクは、バーハンドルじゃないのでスマホホルダーを簡単に取り付けることができない。かつては125㏄タイプには、ミラーのところにクランプバーが付いてたようだが、事故防止のために取り外したそうだ。
スマホを見すぎて事故を起こしたりすることはあるだろう。先のように事故が多いので少しでもリスクを軽減したいという運営側の意向なんだろうけど。
しかし、今時、スマホをナビに使うのは当たり前だと思うし、レンタルバイクの利用者であれば、道も知らないだろうから、ナビのお世話になりたいのは、当然のニーズだと思うのだが。仕方ないので、スマホをウェストバッグに入れて音声案内を聞くことで何とか道をたどることにする。時々、バイクを止めてナビを見て経路が間違ってないか確認することに。
〇コース
石垣島は、西コースと東コースで作成してありました。今回は西コースで走ります。西側海岸沿いを走り、琉球観音崎灯台、テーマパークである「やいま村」、半島の先端である御神崎、あと、有名な川平湾のグラスボート、大きなバンナ公園、最後に石垣島鍾乳洞というコース。
天気もいいので楽しみなところです。
〇琉球観音崎灯台
特に何?ってわけじゃないが、バイクになれるための練習コースの一つとして、石垣島の南西側にある灯台を目指しました。看板があったので目的地はすぐにわかります。数台分の駐車場があったので、そこに止めて、遊歩道を歩いて灯台近くに向かう。
相変わらず海がきれいだ。天候は晴れだがやや雲が多いので、イマイチ写真映えしないが、それも一興。
〇名蔵アンパル
海岸沿いの県道79号を登っていくと、橋を渡りその直後にある駐車場に停車。ココが名蔵アンパルという場所らしい。ちょっとした湾になってるのと河口にもなってる。ココにはたくさんのマングローブがあるそうだ。干潮時には干潟になるようで、マングローブがたくさん見られるらしい。
訪れたタイミングは満潮から2~3時間のタイミングだったので、干潟にはなってない。干潮時なら下に降りてマングローブを見物することも出来たかもしれない。
〇石垣やいま村
名蔵アンパルからすぐ先に入口があります。なんだ、隣じゃんという感じ。ココは、いわばテーマパークで、古民家やリスザル園、さっきの名蔵アンパルへの見学コースとか、石垣島の歴史や名物を担当する場所だろうか。
各地の古民家を建造物のまま運んできたようだ。
なんか当時を思い起こさせる衣装を着ている人がいるなぁ、と思うと、貸衣裳もやってるらしい。家族連れの人が借りてたようです。
ちょっと特徴的な壁面。瓦を積み上げて作られてるようだ。ブロック塀の代わりなんだろうか ねぇ。
リスザル園は、やいま村の中で囲われた領域にあるミニパークというところか。入るときに「荷物は全部おいていけ」と言われる。カメラやスマホはイイみたいだが、バッグ類はおいておけと。理由は、リスザルが引っ掛けようとするらしい。
マングローブ林へ繋がる足場があって、歩いていくと、ちょうど干潟になった部分が見られましたね。
水牛ちゃんがおりました。あまりに、じっとしているので、置物かと思たよ。
この亀は置物でした。ここは漁師の家のようです。
途中展望台があって、そこに登ると、海側が一望できます。
〇御神崎(おかんざき)
やいま村から、海岸沿いの県道を登りつつ、北西側の御崎を目指します。ココには灯台があります。案内板に沿って走れば特に困るものはありません。到着したときに、ものすごい強風。ちょうど灯台の前あたりがすさまじい風で、吹っ飛ばされそうになるぐらい。
灯台前の岬まで行くことができるので、荒々しい風景を堪能しつつ、次へ向かいます。
〇平離島展望
石垣島の北部、川平湾から少し先の先端部分に平離島の手前にある展望台。GoogleMapを見ると出ている。ココはホテル前の道から少し左によれてギリギリまで行くことができる。ただし、行き止まりなので、車は厳しいか。スクーターなら転回できるけど。
行き止まりでバイクを止めて、後は歩いて展望まで行くことはできるが、草むらの道なき道を進むことになる。ハブとかコワイので入り込むのはやめておいた。まぁ、近くまで行ったということで、良しとしますか。
〇川平湾 ハンバーガー
さて、続いては川平湾のグラスボートに乗ることにしてたのだが、なんと、グラスボートは全て欠航となってました。原因は強風とそれに伴う潮の引きが強くて船を出せないとか。
あいや~~。
そういうこともあるのか、しゃーない。じゃ、明日にしようということで、昼食にすることに。
川平湾の駐車場近くにあるバーガーショップでハンバーガーを購入して食べることに。メニューはいくつかあったが、「本日は石垣牛バーガー1480円のみ」とのことなので、それを頼みまして。待つこと5分ぐらいか。
なかなかにボリューミー。石垣牛バーガーを堪能しました。
グラスボートは動いてませんが、海岸には降りることができるので、川平湾を見物。
展望台があったので登ってみました。川平湾の景色を一望できます。
戻ったところに川平観音という神社があったのでお参り。旅の無事を祈りつつ、次へ向かいます。
〇川平湾を望むパーキング
県道79号を走り川平グラスボートなどの反対側にいくと、「川平湾を一望できるパーキング」があります。これ、私はネットから情報を得ましたが、有名なのか、車がちらちら来ますね。
〇バンナ公園展望台
川平湾のグラスボートは、明日にしたので、次の目的地、バンナ公園へ向かいます。石垣島の中央を南北に通っている県道87号を南下し、途中、底原ダムが東側に見えます。特に立ち寄りませんでした。そのまま、バンナ公園を目指します。看板があるので、+ナビの案内を元に、たどり着くことができました。
ココはバンナ岳という山をまるごと公園にしたような感じだろうか。車やバイクでそのまま内部にはいっていけます。GoogleMapではバンナスカイラインって書いてあるが、まぁ、そんな距離はないです。その先の展望台で止まって眺めを楽しむ感じです。
〇石垣島鍾乳洞
バンナ公園を出て、少し南下したところにある、「石垣島鍾乳洞」を目指します。
が・・。「鍾乳洞」という看板を見つけて、「あった!」と思って入ったところは、何ともアヤシイ感じで。入口はあいてるのだけど、誰もいません。券売機があって、そこには「入場料1500円」と書いてある。
鍾乳洞で1500円は高いな~~と思って、しばらく考えて。スマホで位置をもう一度、確認すると、
「ここじゃない」
ということがわかりました。
これは、八重山鍾乳洞でした。石垣島鍾乳洞はもう少し先だったようです。ついでに、この八重山鍾乳洞は、ちょっとアレみたいです。
しかし、すぐ隣のようなもんなので、これは間違える人が多いと思うな~~。紛らわしいのは、何とかしてほしいところ。
さて、気を取り直して元の道に戻り南下すると、すぐに石垣島鍾乳洞の看板を発見。駐車場にバイクを止めて、入場券を購入し入っていきます。
鍾乳洞の入口には、なんとも立派でした。
内部の地図はこんな感じ(石垣島鍾乳洞のホームページから拝借)
この鍾乳洞はサンゴがベースのようです。日本では最大級の鍾乳洞だそうです。たしかに広い。
なんかニョロニョロみたいだ。
このあたりはライトアップされていました。
トトロだって。たしかにトトロっぽい。
鍾乳洞としては確かに広い。サンゴで出来た鍾乳洞を堪能しました。
この日の予定は全て完了。ホテルへ戻ってから晩飯へ繰り出すことにしました。
〇三線居酒屋へ
沖縄と言えば、三線(さんしん)。この三線をライブ演奏している居酒屋が沢山あります。いっちょ行ってみるかということで、石垣港近辺の居酒屋をブラブラと探していると三線ライブをやってる店が目についたので、入ってみました。
中に入るとステージがあるんですよ。
だいたい、どの店も、17時と19時の二回公演があるようです。
沖縄ミュージックを演奏したのちに、リクエストに答えたり。最後は「さぁご一緒に」という感じで、お客さんを立たせて手拍子よろしくです。会場との一体感って感じか。笑
楽しい飲み会を堪能できました。
〇次回は?
翌日は石垣島の東側を回ります。いや、その前に本日、乗れなかった川平湾のグラスボートか。そのあとで石垣島の北端や南端を目指すことにしよう。天気もよさそうで楽しみです。
〇参考:所要時間
8:30 ホテル発
9:30 レンタルバイク店を出発
10:00 琉球観音崎灯台
10:30 やいま村
12:20 御神崎
13:27 平離島展望
14:00 川平湾
15:20 バンナ公園展望台
16:00 石垣島鍾乳洞
16:45 ホテル着
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