HMSに参加する35回目:コースラ8の字 03回目 熱い一日
前回に続いて今回もコースラ8の字を選択。やはり8の字の練習は魅力的だ。後半のコーススラロームはかなり疲れるが、それもまた一興。
今回のイントラさんはZ子さん。以前、中級でお世話になったかな。いつもマスクをしているので素顔は知らない。
前日の大雨のわりには、この日は曇のスタートだが青空も見えている。ついているけど、かなり気温が高くなることが予想されるので、水分補給が重要だろう。参加者は定員の10名。
バイクは、CB400 REVOを選択。がんばるぞ~。
最初は慣熟走行。コースラ8の字の慣熟走行は走る走る。もう、慣熟走行というより、それ自体が練習なんじゃないかと思うぐらいに走りまくる。
最初は軽くコースをスラロームする程度だが、そのうち、オフセットあり、Uターンあり、しかも回数が多い。
「もう終わりだろう」
って思っても、終わりにならない。これでもか!と言わんばかりに走る。
そして、戻る方向に向かったので、
「やっと終わりか」
と思ったら甘かった。コースをぐるぐる回り出した。しかもだんだんスピードを上げていく。ギリギリついていくが、だんだんと引き離されていくよ。
それに目が回ってきた。ぐるぐる、ぐるぐる回る。
このグルグル回りをコースをかえて2セット行うなんて、スゴイの一言。コースラ8の字。恐るべし。
走りまくること20分ぐらいだろうか。中身の濃い慣熟走行だったな。
そして駐車場前のコースに戻る。ココで8の字の練習を行う。今日は少し距離がある8の字が用意されていた。。と言っても、15mぐらいじゃないかと思う。
今回の練習ポイントは、
・前後の荷重バランスを意識
・小さく曲がる。
・ハンドルが最後まで切れることを意識
・でもハンドルを切り増ししたときにバイクが起き上がらないように、自然に曲がる
これら、うまくいっていたと思う。前回のK島さんの教えはよかった。最後の一切りが自然に切れるようになった感じだ。
また、わかってきたのは、ブレーキをかけながら曲がっているときに、
「ブレーキとハンドル切れ角の関係」
だろう。ブレーキをわずかに強くしていくと、それに比例して「ぐっ」とハンドルが切れていくのがわかるようになった。
この感覚は新しいものであり、なんか感動。ブレーキをほんのわずか、ジンワリと強くするタイミングでハンドルが切れていく。これ、左旋回には出来るけど、右旋回ではできないんだよね。まだまだだ。
さらにZ子さんの指導が入る。
「どうですか?」 ・・・そうきたか、K島さん風だな。
「私:右旋回がイマイチで。左はまぁまぁいいんですけど。」と言ってみました。
Z子さん、待ってましたとばかりに次の指導が入る。
「それは、左は体が入ってるけど、右は体を残しているから。」
「もっと体をひねてっていくことを心がけてください。」
「ヘソを横に向ける感じ」
なるほど、自分はリーンアウトを矯正するつもりだったが、まだ上体が残っていたのと、体を横に向けるのを怠っていた(体を残していた)ので、それが仇になってリーンアウト気味になっていたのだろう。
体を横に向けることで、自然にリーンアウトから解消されるらしい。
さっそくやってみる。体を腰から旋回方向にひねるのだが、これは停車しているバイクでやるのは簡単だが、走ってて、しかもコーナーに入ってるバイクで実際にひねるのは、すごく難しい。どうやってやるんだって?感じになる。
ハンドルは一気に切れるわけじゃなく、徐々に切れていくがそれに合わせて体を徐々にひねるのは、実は難しく、簡単にはできない。
そこで、腕を残して、腰だけ先にヒネり、その後ハンドルが切れていくの合わせて手を動かしていく作戦にでた。とにかく、腰は先にひねってしまうのだ。ちょっとオーバーだけど、腰は、コーナーの入り口で先に横を向ける感じ。
これがよかったのかどうかは、ちょっとわからない。そんなこんなで8の字練習を終了。
ひょぇ~なんか疲れたよ。もうすでに30kmも走ってるし。
続いて、午後の部。コーススラローム。コースは、毎度お馴染みのこのコース。
(前回、最初のパイロンの位置が間違ってたの修正しました)
この頃にになるとかなり蒸し暑く、厳しい一日になりそうだ。コースはすでに3回目ということもあり、まぁまぁ覚えている。だいぶ力を抜いて走れるようになってきたけど、まだまだ難しい。このコースはとにかくタイトなのだ。狭い区画を右に左にハンドルを切るので結構忙しく、さらに力もいるので、かなりハードだ。
そして、Z子さんの指導が入る。
「体が遅れていますね。バイクだけひねって曲がる傾向にある。体を横にひねって、ぐっと入れていく感じを注意してください」
やはりリーンアウト気味。午前中に指摘されたことが直せていない。それも体が遅れていくということだ。まぁ、前回転倒しているし、少しコワイのかも。
ただ、目標がハッキリしていれば、それに注意して走ることの専念できる。中級コースでKDAさんが教えてくれたことを思い出す。
体~、傾け~、ハンドル~。この順番が重要。
HMSは、それぞれのイントラさんの指導は、バラエティがある。慣れないうちは、
「前の人と違う指導」
と思えてしまうかもしれない。でも、そんなことはなくて実は一貫しているのだと最近、思うようになった。着眼点の違いや、自分の成長度に合わせて表現は違うけど、ちゃんとつながってるんだよね。
それにしても、この日はかなり暑かった。何回も自主休憩を取った。かなり水分補給もしたけど、全部、汗で出ちゃう感じだろうか。もうヘロヘロ。最後の方は、休んでばっかりだった。
それにしても走った走った。60kmを越えるとは思わなかった。コースラ8の字は、定員10名なので待ち時間はほぼゼロ。常に走りっぱなしだ。1周は約1分弱なので、たぶん100周ぐらいしてるのかもしれない。
途中、ブレーキレバーを握る右中指に少し痛みがあったが、なんと血豆になってる。いや、たこか?
今回で35回目だけど、こんな事は初めてだ。やはり、かなりハードな練習なんだな、と思う。ついてでアクセルを握るための手の平もすりむけそうだ。もう少し厚手のグローブを買った方がいいかな。
また、今回の為にアンクルガードを導入しました。先日の転倒で足首がバイク
と地面の間に挟まって打撲を受けてしまったので、その部分をガードするのが目的。
これならレーシングブーツを買ったら?って言われそうだけど、そういう装備はもっとうまくなってからにしよう。
KOMINE SK-481 アンクルガード |
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TKさんこんばんは。
いやぁ~勉強熱心ですね。
頭が下がります。
いつも真剣に課題に取り組んでおられるようですが
全てクリアされると教官になれるんじゃないですか?
投稿: 旅好きライダー | 2012年6月17日 (日) 00時06分
練習お疲れさまでした。
加えてそろそろ革パンでいかれたらどうでしょうか?
今後いよいよ本格的に転倒し始めるころかと思います。
たとえば、上半身はいわゆる鎧を着ていても肋骨は守れません。
やってしまえばそのたびに半月、一月と練習を見送らなければならなくなります。
長く通っている人たちより強固に身を固めるのが王道だと私はやってきました。
投稿: 青GTRとのつづき | 2012年6月17日 (日) 00時58分
旅好きさん、コメントありがとうございました。
このコースラは、もう修行みたいなもんで、自分を鍛える場面になってます。
え?教官なんて、とんでもないですよ。自分の事で精一杯です。
人の何かを見て、それがいいのか、悪いのかわからないですからね。
投稿: TK | 2012年6月17日 (日) 09時51分
「青GTRとのつづき」さん、コメントありがとうございました。
おっしゃるとおりで、ランクが上がってくるとウェアなどの道具の重要性もどんどん
増してくるのは、わかっていました。
実際に参加している人の格好が、初級と上級じゃ全然違いますから。
ケガの話もちょくちょく聞くので、防御装備は必須でしょうね。
革パンかぁ、ちょっとやせないと。
投稿: TK | 2012年6月17日 (日) 11時57分
いいですねぇ
これだけど根性走りしてたら
普段のツーでも
かなり応用ききそうです!
相当上手になられたのではないですか?
投稿: akinaka | 2012年6月18日 (月) 12時42分
Akinakaさん、コメントありがとうございました。
HMSでつちかった技能は、ツーリングでは直接発揮できるものでなくて、あくまで間接的になります。テクニックの底上げがされているので、例えばブレーキ操作とかアクセル操作、姿勢など、余裕のある走りになります。でも早いとかはないです。私の場合。
うまくなったか?と言われたら、レベルは向上していると思いますが、それもどの程度なのか?はわからないですね。大した事ないかも。
投稿: TK | 2012年6月18日 (月) 21時51分