HMSに参加する33回目:中級コース21回目
前回の中級は雷雨で中止になってしまったが、その後のパイロンスペシャルやコースラ8の字で修行した結果はどうだったか?なんてことを試す為に通常の中級を受けてみることにしました。
メインのイントラさんはK島さんで、サブがBN沢さん。K島さんは最近、遭遇率が高い。BN沢さんは、かなり前の初級でお世話になったと思うが、けっこうおもしろいオッちゃんです。
天候は晴天。まさにバイク日和。参加者は22名だったと思う。ちょい多めか。バイクは、CB400SF SpecⅢ。Revoはあいてませんでした。
午前中は市街地コース。コースレイアウトは込み入っておらず、どちらかと言えば高速コース。K島さんの作るレイアウトは、いつも素直なコースレイアウトだと思うが、少し違和感というか、スピードに乗れないというか、なんかちょっと違う感じ。
バイクの違いによるものなのか、なんなのか。
一度、K島さんが追走してくれました。その結果の講評によると。
「コーナー時にブレーキを緩めるのが早い」
「だからフロントサスが戻ってギクシャク感を生んでいる」
「フロントブレーキをこらえるか、リアを使うかしたほうがよい」
う~ん、そうしているつもりだが、そうではないのが、悲しい所だ。フロントブレーキをもう少し残せるぐらいの速度でコーナーに飛び込みたいのだが、なかなかそれができない。実は自分にとっての課題は、
「コーナーへの突入速度」
なんだと最近は考えている。自分の限界スピードはかなり低めであり、どうしても減速しきってからコーナーに突入している。この限界をやぶるためにはどうしたらいいか?
無意識の内に減速してしまうのだが、それを打ち破るのはテクニックなのか、それとも単なる勇気、あるいは度胸なのか?
そして、全体指導がありました。
「フロント荷重を意識するため、S字をインベタで走ってみよう」
これはやってみると結構コワイ。市街地コースはコースアウト=草地なので絶対に転ける。だからインベタで走るのは少し神経を使う。
次の指導は、バイクの傾けとブレーキ、コーナーの関係。タイトなコーナーが連続する部分での解説があった。
「コーナー手前でブレーキしてから傾けるよりも、
傾けてからブレーキ、そして少し緩めてサスが戻らないように曲がる」
「こうすることで、フワフワ感の無い安定したコーナリングになる」
おぉ。これこれ。K島さんて、なんかこう、私が求めている指導をさりげなく全体指導で実演してくれるから、助かる。
そうか、傾けてからブレーキをつかってみる感じだ。早速やってみました。
コーナーによって速度やブレーキの強さは変わるが、傾けてブレーキの方が確かに曲がり安い気がする。ただ、タイトなコーナーが続く所ではやはりスピードが出しにくいので、傾けもイマイチだし、旋回速度も速くはならなかったな。
そんなこんなで午前中は終了。
午後の前半は、バリアブルコース。けっこうタイトなコーナーが続く構成だが、いつもよりは距離が短めなコース。
このコースでは、最初にUターン×2があるのが定番なんだけど、実はコレが一番苦手だ。どうしてもスピードを落としてしまうので、Uターンがギクシャクする。ただ、少しムリヤリでもバイクを傾けることでまぁまぁでも曲がれるようにはなっているが、やはり速度に乗れてないのは確か。
うまい人は軽やかに抜けて行くのだけど、これが中々出来ない。何とかブレーキを弱めようと思っても、どうしてもちょっと強くかけてしまうんだよねぇ。はぁ~、どうしたもんか。
ココでの全体指導は、
「リアタイヤの通過する場所を意識したほうがよい。」
「コーナー出口でリアタイヤが最もパイロンの近くを通る感じ」
だった。これは確かにその通りで、フロントよりもリアタイヤのラインを意識したほうが、実は走り安いと思ったし、パイロンを倒す事もなくなると思った。ただ、自分はまだその辺をうまく使える域に来ていないとも思える。
午後の後半は、直パイ+オフセットスラロームのコース。今回のまとめと言うことだが、私はこのコースが好きだ。一番、基本が練習できるので、まとめとしては最適。
最初に全体指導がありました。
「我々が見たところ、リーンアウト気味の人がいる」
「リーンウィズを心がけるように」
でした。そのとき自分は、「ふんふん」と思っていたが・・・・。
コースを何周かしてから戻ってきたときに、BZ沢イントラさんに手招きされた。「来い来い」って。
すると、
「君はリーンアウト」
と言われました。
「が~~ん!!!!、最初の注意はオレの事だったのか」
色々言われたけど、要するにこういう事です。
「もっと体を横に出したほうがいい」
「リーンインを意識するべき」
「顔をハンドル横に出す感じでリーンインを意識」
「そろそろランクアップするためにフォームに気を付けた方がよい」
「リーンインを長いオフセットで練習するといい」
HMSでは、リーンイン気味の走りを基本として推奨されることが多い。これは後で考えてみることとして、まずは指導に従ってみる。
リーンインはかつて練習したことがあるので、何となくわかる。ただ、意識して行うので、スピードは落ちる。
リーンインは、
・体を斜め前方に出す感じ
・顔をハンドルグリップより外側に出す
・外腕は一直線、内腕を曲げる。
・内腕のヒジは下がらないようにする
という感じ。ただ、安定間にかけるのは、自分が慣れてないから。
これで2週程走ってみると、また、BZ沢さんに手招きされる。
「いい、すごくいいぞ。でも、目線が下すぎる。もっと前を見なきゃ」
あ、なるほど、リーンインは顔を前にだすが、そのときに目線が下になってしまっていた。なので、次の周回は、目線をもっと前に持っていくことに注意して走ってみました。
そしてそしてまた手招き。
「いい感じだ。バンク角が全然余裕がでたよ。
そこまでできるなら、もっとブレーキを使っていこう」
「フロントで行うか、リアで行うかはどっちでも」
「リアの場合は、チョンチョンはだめ、じわりと連続で」
これはいい刺激になったと思う。この指導がなかったら、なんとなくいつもの通りに走っていたと思うが、そういうマンネリ感から脱出し、新たなチャレンジを促してくれるのがHMSのおもしろさなんだろうね。
しばらくリーンインでがんばってみようかな。
そんなこんなで、本日のHMSを終了しました。走行距離は50kmを越えたので、結構走った方だと思う。人数は多かったんだけどね。
今回のリーンインの指導後に思い出したのは、かつて、KDAイントラさんの教えだ。
「体~、傾け~、ハンドル」の順番だよ、って指導があった。
また、MGMイントラさんには、
「もっと体を入れた方がいい」
というのもあったな。
そう、HMSではリーンイン気味を指導される事が多いが、それはいくつか理由があるのだろう。この辺りは、今度、ゆっくり考えるとして、なぜ、リーンアウト気味になってしまうのか?と言えば、それは楽だから。
これはやってみるとわかるが、バイクのハンドルをぐっと下に押せばバイクは倒れる。そのとき、自分の体は残るのでリーンアウト気味になる。これがクセになると、バイクだけ倒して体を残すのが当たり前になってしまう。
リーンアウトが悪いわけじゃないが、それだけになるのはリスクもある。HMSのイントラさんは、言う。
「どれがイイ/悪いじゃなく、全部できるようになってほしい」
なるほど、修行あるのみだ。
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コメント
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傾けてからブレーキですか~...。
そのときのスピードにもよるんでしょうけど、
こわいな~(^^;)
投稿: おくさん | 2012年5月31日 (木) 18時21分
おくさん、こんばんは。
傾けてのブレーキングは、一般道ではおすすめしません。ロックしたら確実に転倒するなどリスクはありますから。でも、できるようになると、曲がり安いです。HMSではフロントブレーキをかけながらの旋回を教えてもらうので、こういうテクニックが必要になります。
投稿: TK | 2012年5月31日 (木) 22時20分
いつも勉強になります!
ありがとうございます!
リーンイン。。。
カラダの重心をオフセットして
①バイクの重心とずらしながらコーナー入り(減速しながら)
②定常円旋回して(カラダのずらした重心のほうにバイクが寄ってくる)
③最後はトラクションかけて抜ける
①が前荷重②がパーシャル③が後輪荷重
これだけいつもイメージしています
スキーもバイクもこの動きは全く同じなんですよ。
視線は大事ですね~
投稿: akinaka | 2012年6月 1日 (金) 12時57分
Akinakaさん、コメントありがとうございました。
リーンインは、私はまだまだで、練習中です。ただ、おっしゃる通り、体を入れて行きます。最初はバランスがギコチなくて、フラッとしますが、だんだん安定してきています。
現在、リーンインしばりで運転してますよ。(^^)
投稿: TK | 2012年6月 1日 (金) 23時00分