« 後輪ロックと下り坂 | トップページ | 風がすごいな »

2012年3月29日 (木)

HMSに参加する26回目:中級コース16回目

なんか毎回の事になっているが前日は雨。そして翌日は予報によれば、明け方まで雨。でも10時ぐらから晴れるという予報なので、期待して家をでる。でも、ぜんぜん雨がやまず、不安になりながら、会場に到着するも小雨だった。

本日のインストラクターは、メインがY島さん、サブがM川さん。おぉ、久しぶりのM川さんだ。また、何かイイコメントをもらえるのだるかって、期待する。あいにくの雨だが屋内で体操している間にあがったみたいだ。よし、天気予報通り!

天気は晴れに向かうということなので、レインウェアの着用をやめた。汗だくになるし。

ちなみに、中級はフル参加だったけど、いつも超人気のCBRコースが3名だった。

Ssdsc02008

本日の抱負は、無難にも「雨で転倒しないこと」とした。雨がやんでも路面はウェットだし、注意しないとケガをする。

午前は市街地コース+拡張コース。コースレイアウトは普通。あまり小難しい仕掛けはない。珍しくS字部分にパイロンがおいてあった。後で教わったのだが、S字部分は滑りやすいので、パイロンを置いて逆にバイクを傾けにくくすることで、転倒を防ぐらしい。

なるほど、インストラクターは天候による転倒を可能な限り防ぐ工夫も必要ってことか。

Ssdsc02010

午前中の最初は腕のツッパリに注意して走ってみる。やってみると、右回りの時(右腕)はあまりツッパリ感を感じないが、左回りの時(左手)のツッパリ感を感じる。なので、この左手のつっぱり感を無くす事が本日の課題と考えた。セルフステアに対して、左手を引いて右腕を出すという行為がちゃんとできるのかを考えながら走る。少し意識して、左手を引くような感じだ。

自分の場合、右手を引いて左手をだすことに違和感はないが、左手を引いて右手を出すことに少し違和感を感じて、それが左手のツッパリ感になるようだ。理由は上半身の安定。右旋回の時は上半身が安定するが、左旋回のときはどうも安定感がなく、結果として左手でハンドルを押すことで体を支えている。

ただ、これは気分の問題だと推測し、意識して左手を引くことで解決しようと努力してみた。

その後、M川さんが追走してくれた。その後の講評によると。

 「もっとなめらかに走ると良い。雨なのでムリは出来ない中で、す~~っと右に曲がってその反動でそのまま左に曲がるような感じ。特に市街地コースのような区画があるところは、このなめらかさが大事だ。」

要するに私の運転は、「少々強引」って感じなのかな。なめらかさに欠けるということは、動きが急激過ぎると言うこともあり、これが過ぎると雨の日は転倒しやすくなる。

この辺りはココ数回のHMSでも同じようなことを言われているが、
 ・上半身を柔らかかく
 ・もっと丁寧に
 ・体の向きに注意
などは、みんな同じ意味と考えた。

さて、午前中は結局、小雨が降ったりやんだりで晴れ間は出なかった。レインウェアを着てなかったので、多少濡れてしまった。

Ssdsc02012

だが、一転して午後はは青空が出てきた。コースはウェットだが、気温も高く、これなら乾いてくるかも。

期待の午後のコースは、バリアブルコース+直パイコースをぶち抜きで利用。この日は開催コースが少ないようで、こういう場合は2コースを同時に使うケースはあるが、久しぶりだ。

バリアブルコースでは、Uターン×2が、2カ所ある。Uターンは出来るけど、どうしても失速しがちでイチマチ感がある。今回、これを少し克服できたかもしれない。Uターンポイントはどうしても直前で速度を落とすことになる。コワイから。

でもそのときに速度を落とすポイントをほんのわずかずらす。そしてブレーキを緩めてUターンになるが、できるだけハンドルを切りながら、失速しないで曲がれる事ができるようになった。ハンドルの切り角が少ないと、かえって失速する。思いきって切った方がよいようだ。そして、出来るだけ加速。次のUターンポイントまでの加速だが、ムリに小さいターンをするより、コース幅を思い切り使った方が失速しにくい。

まだまだ完璧じゃないが、なんかヒントをつかんだような気がした。

そして直パイコースには、直パイ20本が入っている。そして直パイの先にはM川さんが待っており、通過する人にアドバイスをしてくれる。

最近のHMSでは直パイがよくあるが、チャレンジしがいがあるというもの。ギクシャク感を克服したい。ただし今回は、
  「目線を遠くに」
に注意してやってみると、意外にも出来る。でも右周りはいいが、左周りがイマイチだなと考えていた。

M川さんの指導によれば
 1回目: もっとなめらかに
 2回目: 左右のバランスに気を付けて
 3回目: 体が振れてる。特に右!
となった。

あれ?右の方が自信があったんだけど。自分が出来ていると思っていた右回りを逆に指摘された。「????」となってしまった。
世の中、エテシテそういうものだ。だからこそ、ココに来ている意味があると考えよう。

ただ、右がイマイチと言われる理由がわからなかったので、停車して相談してみる。すると、

「右手がハンドルに対して直角っぽい。なので、ひいた手で体がよれている。右手を少し角度を付けておくと、もっと楽に曲げられる。」

これは自分では出来ていると思っていた。ハンドルの対して直角ではなく、角度を付けて握る方法だ。なるほどねぇ。そこでハンドルを握る角度に注意し、さらに右腕を引くときにヒジを斜め下にだすように意識する。実際は横なんだけど、気持ち下向き。

ただ、直パイはタイミングが全てだと思うが、まだ、ギクシャク感が抜けない。加重タイミング、アクセルタイミング、ブレーキは使うのか?なんてことを考えながら走行するが、自分のタイミングとパイロン間隔がマッチしないようで、だんだんずれてくるのが、つらいところだ。

うまい人って、ホントにうまい。頭の位置はほぼ一定で、バイクが右に左に流れるように動くし、そのときに手を伸縮させるのが特徴的だ。これをマスターしたいのだが、自分はどうしてもギクシャクする。

M川さんの指導もこの辺りが増えてきて。
 ・頭の位置は一定だよ
なんて言われました。

さらに、M川さんのジェスチャー指導が入る。言葉で書くと大変なので絵で描くとこんな感じ。絵が下手ですいません。

All


リズム良く手を縮めて逆に伸ばす。直パイって、このリズム感た大切だなって思う。これはスキーに良く似ている。スキーで言えば、

 「抜重+ヒザ抱え+足出し加重」

という感じだ。バイクは腕で行うが、スキーは足で。

Ssdsc02013
一度、休憩後にY島さんの指導あり。
コーナーを曲がる傾けとブレーキのタイミングはいくつかある
  1)コーナー前に直立でブレーキ、傾け~ブレーキを緩めながら曲がる
  2)コーナー前で傾けてから、ブレーキしながら曲がる
  3)コーナー前でブレーキして、傾けてブレーキなしで曲がる

3)は初級に多いが、曲がりにくいやりかた。1)、2)を学んで欲しいという感じだ。

これを試すにはオフセットパイロンが丁度いいのだが、実際にやってみると私の場合は、現在は1)、2)の両方を使っている。

速度が速く、角度がきつい(Uターン)コーナーは、1)で行う。直線で減速してブレーキを緩めながら傾けブレーキをかけながら旋回。

オフセットパイロンのように角度が緩いコーナーの場合は速度にもよるけど、2)のパターン。

傾けて旋回を開始してからブレーキで減速しながら曲がる。この方がコーナーの出口までブレーキを維持しやすい。これ、バランスファーストでY島さんが教えてくれたやり方だ。私が旋回速度を速めたいという要望を出したときに、

  「いっそのこと、傾けてからブレーキって手があるよ」

って教えてくれた。あのときはギクシャクしてたけど、いつのまにかできるようになったのが嬉しい。でも相変わらず、早くはない。

バイクを倒す方法は、
 1)直立しているバイクで、自分が横に倒れる事でバイクを倒す
 2)自分の位置は変えずにバイクを旋回の外横に出す感じ
の二つあると思っていいる。バイクを傾けてからブレーキをするのは、2)の感覚だ。もう少し詳しく書くと。
 ・直線で加速した時に腕を曲げて縮める
 ・自分の頭の位置を変えないつもりで腕を伸ばしながら傾ける
となる。まるで自分の腕が伸びるに従ってバイクを横に出す感じ。

これを繰り返すと、バイクを倒しやすくなるし、旋回中はけっこう安定している。ただ間隔が狭いパイロンの場合は、ちょっとやりにくいけど。

最後に、Y島さんが全体への講評をくれました。

「一つ一つの動作を丁寧に行うこと。この丁寧さを繰り返すことで、動作をだんだん早くすることができるし、結果としてスピードを上げる事ができる。最初から速度を早くという事に捕らわれないほうがよい。」

なんか耳が痛い。

そんなこんなで、本日のスクールを終了。走行距離は、60kmに届かず。

Ssdsc02015

でも、コースレイアウトは長めだったので待ち時間は少なく、けっこう走れたと思う。

さて、今回が3月最後のHMSになるだろう。4月は企業研修で利用されることが多いようで開催日程が少なく、結果、予約が激戦となるため、思った程受けれないかも。平日参加という手もあるが、まぁ、行けたら行くって感じでいいか。

【これがインストラクター用のヘルメットかな】

« 後輪ロックと下り坂 | トップページ | 風がすごいな »

バイク」カテゴリの記事

HMS」カテゴリの記事

コメント

TKさんこんばんは。
HMSのブログネタの時はいつも熱が入っていますね。
ついついこっちまで読み込んでしまいます。

インストラクターの走りはなんでしょう?
タイヤが地面にピッタリ貼り付いているようです。

イラストいいですね(笑)
とても上手じゃないですか!

今日も じっくり読ませてもらいました

いいっすね!

旅好きさん、こんばんわ。
コメントありがとうございました。

HMSの記事が長くなってしまうのは、自分の記憶を記録にしておきたこともあります。しばらくして自分で読み返してみて、
 「あのときは、あぁ、感じたんだな」
というのがわかると、ひょっとしたら自分の成長を感じる事ができるかもしれないので。

実際、HMS1回目の記事を読み返すと、かなり幼稚だったりしますね。

Akinakaさん、こんばんは。
イラスト上手ですかねぇ。 こればっかりはセンスの問題ですが、めったに絵を描かないので。おくさんみたいな才能があればいいんですけど。そもそも比較になりませんね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: HMSに参加する26回目:中級コース16回目:

« 後輪ロックと下り坂 | トップページ | 風がすごいな »

2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

おすすめ!