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2011年11月23日 (水)

HMSに参加する13回目:オフロードレク1回目

中級の予約を取ろうとおもって、HMSの予約サイトを見てたが中級は全部キャンセル待ちばかりですでに予約が埋まっているなぁ、と思ってたが、ふと目にとまった。

 オフロードレク: 予約◎ (定員8)

おぉ、これってすぐに予約可能じゃないか。しかも少人数なのでミッチリできる。オフロードはいつかはチャレンジしてみたかった分野だ。ここはひとつ、オフロードレクを受けてみようと早速予約。オフロードは価格が1000円高いんだよね。

ちなみに、オフロードレクのレクは、「レクレーション」なんだそうです。要するに、

 「オフロードで楽しもう」

というコースだそうだ。そういう意味では初級や中級は正統派とも言えるが、この際、何でも楽しんでみるのはいいことだ。

当日の天候は晴れ。朝から快晴で気もちいい。コレなら寒く無さそうだ。

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体感気温は18度ぐらいか。風も無い。バイクで走れば、少し肌寒いところだが、HMSだとかなり体を酷使するので、すぐにあったまるだろう。

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オフロードレクは初めてということもあり、ウェアとかをどうしようかと思ったが、かなり汚れるとの話もあった。そこで、いつものバイク用スタイルをやめて、使い古しのトレーニングウェア上下とした。プロテクター類は付けるので、まぁ、大丈夫だろう。ヘルメット、プロテクター、オフロードブーツなど、全部借りた。HMSは主要な道具は全部貸してくれるので助かる。

Sdsc01708

初めてオフロードブーツを履いた。感触は柔らかいスキーブーツみたい。靴底はごっつく、全体的に厚手だ。この厚手だと、チェンジペダルやブレーキペダルがまともに踏めるのか不安。

受付を済ませて会場に到着すると、オフロードバイクが8台並んでおり、インストラクターの人がバイクを調整している。インストラクターの人を見ると、何と、「M川」さんじゃないか。この人、オフロードもやるんだ。このM川さんは私の分類は、「スパルタ系」なのだ。今日はかなりしごかれるのだろうか。

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オフロードレクは、一応、初級だと思う。が、やはり多少は玄人系ということで、講習も初級らしくない始まりだったけど、これはM川さんのオリジナリティなんだろう。いつものように最初に自己紹介と抱負を述べる。今回は8人の内、私を含めて5人はオフロード初心者。女性が一人いました。あと、親子で参加という人達がいたな。親子でHMSに参加なんて、すごいねぇ。

自己紹介のあと、バイクの説明、基本的な扱い方、注意事項の後にブレーキ握りの調整を行った。バイクは競技用車両のCRF100だ。競技用なので灯火類も無いのでブタと燃料もなし。当然だがセルも無い。キックスタートは超久しぶりなのだが、何とかエンジンは一発でかかった。

オフ車は、ギア比が低めだそうで、通常は2速発進でいいそうだ。ロードバイクよりも一つギアが高い方が扱いやすいとのことだ。

Sdsc01698

午前中の講習はロードコースでオフロードバイクの基本を練習する。コーススラロームと言えばそうだが、オフロードバイクの作法を教わった。まず発進なんだけど、いきなり違和感。あの分厚いオフロードブーツでのチェンジペダルはツライ。というかギアが入ったのかどうかもわからないし、ギアに足が触れてることすらわからない。ついでにフットブレーキも感触がない。ブレーキペダルに足が触れているのかがわからないし、押しても感触がない。目視しながらではできるが、感覚だけで操作するのは、かなりの熟練が必要と見た。

最終的にチェンジペダルは何となくわかるけど、フットブレーキは全然つかえなかった。まぁ、ペダルを踏んでも利いてるのかもわからないが。

次の違和感は、フロントブレーキ。まったく利かない。いや、利くことは利くがかなり弱い。これだとロードバイクのつもりで走ると全く止まらないだろう。この事をインストラクターさんに聞くと、「あぁ、こんなモンですよ」だそうです。早めのブレーキ、そしてエンジンブレーキを効果的に使ってくださいという話だ。ははは。

そして、オフロードバイクでのコーナリングは、その特徴として、

 「内足を前に出す」

というのがあって、最初は見よう見まねで足を出してみたりしたが、おっかなびっくりだ。何周か走った後で、いろいろ指導を受ける。

「オフロードバイクは、腰で曲がるんだ」という。腰をクイって曲げるタイミングで外足のヒザでタンクをぐっと内側に押す感じだ。そのとき内足は前にだしてバランスを取るというところか。そして、次にリーンアウト気味にするための手法を教わる。それはもう、お尻をずらしてシートの角に座るという感じだろうか。

そんなことを教わりながら実線してみるが、なかなかうまくいかない。それでも、雰囲気は何となくわかってきたというところか。わかってくると、だいぶスピードが上がってくるが、それでもロードバイクよりはかなり遅い。でも、けっこう忙しい。曲がるたんびに体を入れ替えるので、あっちこっちと動かす。そして足を出すのも結構ツライ。

【今日はパラグライダーがたくさん舞ってました】
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そんなこんなで午前中を終了。少し早めに終わって昼食なんだけど、「あ、あしが!?」という状態。前に足を出すが、足をつくわけじゃないので、足をつってる状態になる。

モモの筋肉と股関節の筋肉が悲鳴をあげている。普段、あまり使ってない部分だ。もう、足を上げるのもツライ。というか、おれの足ってこんなに重いのか?っていう状態。

そして午後の部のスタート。午後はオフロードコースに行く。どこにそんなところがあるのか?って思ったのだが、いつもの河川敷コースと反対側にあった。なるほどね。残念ながら写真を撮る余裕がなかったので、写真はなし。

まずは、慣熟走行から。オフロードを体感するために、ペースはユックリ目で走ったり、まがったりを繰り返す。さすがオフなので、後輪が滑る感覚が伝わってくる。なので、リーンウィズはやめておいたほうがいいだろう。バイクを縦気味で曲がるか、リーンアウト気味で曲がっていく。オフロードバイクは、悪路でも本当に強いね。ガンガンはねたりしないし、なんか楽しい。これぞ、オフロード!ってところか。

そしてコース案内に入る。コースはオフロードのコーススラロームみたいなものか。最初のUターンポイント×2、次が90度コーナー、そして、Uターン、90度コーナー、そして、90度コーナーからオフセットスラロームに入り、そして、Uターン×3のコース。

HMS初級なみのコースだと思うが、悪路でのコースは一味も二味も違う。

私は2番目になってるのだが、1番目の人はオフ車経験者のようでペースが速い。先頭のインストラクターのM川さんもドンドン飛ばす。なんか私でつかえて、どんどん離されてしまうが、何とかがんばる。M川さんは、スパルタなので細かい説明なしに、「おれに着いてこい」というタイプなんだなと改めて実感する。

さぁ、コース走行だ。Uターンポイントは、おっかなびっくりで曲がる。路面は泥。しかも少しぬかるんでるので、ズルっといきそう。あとで歩いて確認したら、けっこう硬かった。泥でも硬いところ、緩いところがあるので、そこを目視で見極めるんだそうだ。ムリだって。

オフロードなので、路面はどんどん変わる。泥、ドライな土、じゃり、草、なんかツルツルの何かが撒いてあるところなど。その路面状況に合わせて絶えず操作を変えねばならない。

オフセットスラロームは曲がり切れずにパスする羽目になってしまった。なかなか思うように曲がれない。スピードはかなりユックリ目なんだけどね。

それでも何周も走ってるとだんだんわかってくる。コーススラロームなので、やはりライン取りが重要だ。オフなんだけど、ラインが必要って事。特にオフセットなんかはライン取りをうまくすれば、けっこう曲がれる事がわかった。

そして、M川さんの指導。この人は一度に一つの事しか言わないのだけど、実に簡単明瞭で的を得ているので、すぐに実線可能なのがすごい。最初は目線を指導された。たしかにオフなので直前しか見てなかったが、もう少し先を見るように改善。

そして、次が着座位置。もっと、前に座る。その次が外足。外足のステップに力をかけることで、バイクが安定する。これ、びっくりした。スキーの外足加重とまったく同じ。外足に力をいれ、バイクを安定させつつ、その足のヒザでバイクのタンクを押すのだ。そうすることで、バイクの姿勢が安定しつつ曲がれる。

オフ車に限らず、バイクというのは外足加重と聞いた事があるが、実感としてわからなかった。でも、このオフロードだと、それがはっきりとわかる。すごい発見をした気分になった。

しかし、このオフロードレクは8人しかいないので、ほぼ全員コースに出払っており、待ち時間がほぼ無い。もっと、待ってていいのに、と思いながら、前があくので出発しないと行けない。休む間がほとんどないので、かなりの体力を消費する。 なんとなく疲れてきてるところで、ちょっと滑りやすいUターンポイントにて、なんと

  「転倒!」

しました。今年、4回目の転倒。でも、オフロードなので全然痛くなかった。この場所は、他の人も転倒してたので、やっぱ滑りやすいのだろう。

ケガもないし、バイクも大丈夫なのでリスタート。

まぁ、最後の方はもうへろへろ状態だったけど、何とか終了時間までカリキュラムを消化して終了。今回は、

 「やっと終わった」

というのが感想だった。

 

オフロードをやるとバイクがすごく上達するという話を聞いたことがある。その理由が今回わかった。オフロード、オフ車って体をすっごく使うのと、バイクからの反応がすごくよくわかるからだと思う。操作した分だけ動くし、バイクの状態がすごく体に伝わってくる。滑った感覚、重心の感覚など。オフ車で何でもできるようになると、ロードバイクもう何でもできる、なんてインストラクターさんは言うけどね。

早めに終わったのでシャワーを浴びて帰ろうとしたが、もう、歩くのもしんどい。車に乗り込む際も足を腕で持ち上げて車に乗り込む感じだ。はっきり言って、ボロボロ。オフロードってつらいねぇ。

オマケに、体が発熱している。いや、熱はないんだけど、なんかポッポとしている感じ。たぶん、体を酷使したので、アチコチで熱が出てるのかな。ま、倒れたら、後は頼むぞ、皆の衆。

そんなコンナのオフロードレクでした。ちなみに、真夏は死ぬな。オフロードは受講するなら、晩秋~冬ぐらいの季節が一番いいかもね。

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Mさん、スパルタじゃなくて感覚系の人ですよ。あの感覚系のが判らないのは勿体無いですよ。

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