カロナビのウィルコムカード
カロッツェリアから2008型ナビがリリースされる。その中でも一つの目玉は、
ウィルコムの月額定額通信カード
と思える。
2006からスマートループが実装されて来たが、このスマートループのためにはネット環境が必須である。しかし移動する車にネットワークインフラを提供するのは、何らかの通信環境が必要になるが、カロッツェリアはこれを携帯電話で実装してきたのである。
2007年モデルの発表の時にもユーザから懸念が出ていたっけ。
携帯電話を通信機能として実装することはわかるが、その場合の問題は、
1)通信料金が気になる (これが一番強い)
2)車に乗ったときに、携帯を取付けるのが面倒
だろうか。
料金は一番気になるところだ。カロは、
「多くても1ヶ月1000円ぐらいだ」
とは言うが、これもパケホーダイの場合だし、いつ通信しているのかもわからないので、1ヶ月たってから料金にビックリするという事が懸念される。
また、携帯電話をナビに取付けるのは意外に面倒なのだ。旅行とかに行くなら付けるが、ちょっとした外出では携帯電話を取出すのも面倒だろう。
これらの問題を専用カード+定額は解決してくれるとも取れる。
2008年モデルだけでなく、従来モデル用もラインナップしているなども、従来ユーザを見捨てることなく対処していることは好感がもてるところだ。
これは、メーカーとしてはよくがんばったんじゃないかと思える。
さて、気になる料金は、
通信カードが実売6000円ぐらい
月額1000円定額 or 上限1500円の変動
ということだが、これは果たして高いか安いか?
おそらくカロッツェリアとしては、ウィルコムという通信キャリアと提携し、格安で提供したという意識はあると思うし、実際、よくがんばったんじゃないかと思うが、利用者側の感情としては今ひとつピンと来ない。
これは、「この通信カードによってもたらされる恩恵に、1000円の価値があるのかがわからない」からだと思う。
これはひとえにスマートループのメリットが感じられない事にも起因する。
「人気の御店がわかる」や「渋滞情報がより正確に!」がどれだけ自分のメリットになるかが、わからないと思う。他にも手段はあるじゃん、という所だ。
でもせっかくのGPS+通信カードの組合せなわけだから、それを活かして付加価値をつけていくんじゃないだろうか。
てっとり早いのは、
位置情報を活かしてセキュリティサービス
じゃないかな。
車両コントロールは面倒だと思うが、盗難事の位置情報としても使えるならメリットがある。
車の走行情報、燃費情報などのいろんなデータを集めて、自分のサーバに自動的にアップして車の利用履歴、燃費記録、いつどこへ行ったか?なんてのを自分で管理できる仕組みも面白いかもしれない。(ただ、ちょっと個人的情報すぎるので、これを他人のサービスに任せるには抵抗があるが)
え?もちろん料金はコミですよ。
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