トラックバックスパム
トラックバックは元々リンクしたことを、「リンク先」に知らせる機能だ。静的なホームページ全盛だった時代では、マナーとして
「リンクしたことをメールや掲示板で知らせる」
というのが一般的だった。
ところがブログでは、このトラックバックで相手に知らせるわけだ。
ブログサイトを運営しているブロガーにとっては、このトラックバックも一つの楽しみでもある。
トラックバックが送られてくると、ちょっとはワクワクするものだ。
リンク元のサイトでは、どんな事でリンクしてトラックバックを送ってきたのかな?イイことかな?悪いことかな?
相手はどんなサイト?
なんてことを気にしたりしながら、トラックバック元を見るわけだ。
ところが!?
とんだ先は、自分のサイトとは全く関係ないようなブログサイト。テーマからして違う。おまけに、自分のブログへのリンクなど、どこにも無い!いったいなんなんだココは!と貴重な時間を費やして考える。
あ、すぱむね? ってことに気付くのだ。
トラックバックスパムを送る目的はいろいろあると思うが、昨今の事情では、だいたい、広告収入目当てのブログサイト、あやしい商品を売ってるサイト、アダルトサイトなんかが多い。
新規に作ったサイトに、閲覧者を呼び込みたければ、てっとり早いのは人気のあるサイトからリンクしてもらう事だ。トラックバックは、これを「リンク元から実現」することができる。なんせ、トラックバックを送れば、相手のサイトに自分のサイトへのリンクが表示されるのだから。ブログを見ている人は、ついトラックバック先を押してしまうだろう。
ただ、ときどき本当に意味不明なブログサイトがある。「タイヤ館」とか「ヨドバシカメラ」とか一見、オフィシャルブログかと思ったら、ぜんぜん関係ないブログだ。単に御店を紹介しているだけ。まったく意味がないと言っても過言ではないブログだ。これら意味不明なブログサイトは、「タイヤ館」とか「ヨドバシ」などのキーワードをブログに書くと、すぐにトラックバックを送ってくる。
トラックバックスパムを防ぐ方法は、地味な努力しかないかも。ブログシステムを自分で作ってしまような人なら、いろんな手を尽くしてこれらの対策をできるかもしれない。
トラックバック元のIPアドレスからドメイン名を逆引きして、スパム率の高いサイトはブロックするなどだろうか。
私は単にプロバイダのサービスを使ってるだけなので、できることは、「トラックバック送付元IPアドレス」をブロックするだけかな。まぁ、これだとイタチごっこなので、相手はどんどんIPを変えるしね。
もちろん中には、きちんとリンクを貼ってトラックバックを送ってくるサイトもある。本来、トラックバックは、リンクした事を相手に伝えるだけでなく、「記事の輪」を作ることも一つの目的だったのだろう。ある意見に、トラックバックが付き、さらにその記事にトラックバックが付く。ネット上での熱い議論が交わされる。そんな姿が本来の姿だったんじゃないかなぁ。
トラックバックスパム。それは送った相手を怒らせるだけだ。
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