第二回目のスキルテストが開催されることになった。日程は、年末の12/20で平日。自分としては、スキル向上を客観的に判断できるこの日を待っていたので、開催予告を聞いてから受ける気でいました。今回は予約は電話予約のみ。
予約受付開始日の翌日にレインボーへ電話しました。ひょっとしたら予約満杯かもという不安もありましたが、すんなり予約できました。また、この日のために事前にパイロンスペシャルと中級を受けて自分の調子を確かめた後なので、今のレベルでは万全というところです。
そして当日。
さぞや盛り上がっていることだろうと思って、当日の待合室であるB教室へ入ってびっくり。なんと、4人しかいない。私で5人目。 あれ??
前回のスキルテストは21名だったけど、今回は15名の募集人員に対してなんと5名。天気は快晴なのに、これはいったい? しかも顔ぶれは上級ばかりか?
イントラさんはメインはK島さん。サブはT名網さんでした。最初はB教室でレクチャーとして、スキルテスト内容、コース、評価方法がプレゼンテーションにて説明されます。基本的に前回と同じ。評価内容や、コース図を必死にメモを取りましたが、資料は後でもらえることになりました。その後、いつものように車庫前に集合しバイクを選んで体操後にスタートする。 前回と続けて受講するのは、私と1名で、合計2名でした。
私はいつものようにCB400REVOをチョイスしたが、残り4名の人は全員1300だった。なんか、いやな予感がする。
まずは完熟走行。え?ペースが速い。速いぞ。イヤな予感的中。遅れないようにギリギリ付いていくがやっとだ。
午前中は、直線パイロンスラロームのスキルテストとなる。コースは下の図のようになっている。初めてすぐにわかったのだが、みなさんうまい! というか、私一人がレベルがイマイチな気がしてきた。私と言えば、先日のパイロンスペシャルを受けておいてよかった。付け焼刃だけど、まぁ、何とか。しばらくは練習時間なので、いろいろ思い出しながら練習を継続する。
コースはこんな感じ。スタート直後は5m間隔×10本の直パイ後にオフセット。折り返して戻ってくる。オフセット幅は7mので、短いです。また、CB1100だけは、基準タイムが+2秒されます。これはCB1100では走り難いとの配慮のようです。
練習時には、イントラさんからは、いろいろアドバイスが入ります。5人しかいないので、何度もいろんなアドバイスが受けれます。そういう意味では実にお得なコースだ。
「ハンドルを切っていってください。傾けだけじゃだめです。」
「頭を上下させない」
「目線が近い。もっと遠くへ」
「加速時は後輪加重にする」
ついつい忘れがちのところをいろいろ指摘してもらいました。
また、T名網さんからも追走後にコメントがありました。
「アクセルオフしないように、つなげたほうがいい。」
これは難しい。アクセルオフをするかしないかのギリギリで次のアクセルにつなげよ、と言う。これ、やろうと思ったのだが、この微妙なアクセルワークは難しい。オフに仕切れずにブオン!となってしまったりする。これは練習が必要なので、今回はパスすることに。
途中休憩時に、K島さんに、
「一度、コースを本番と同じで往復で走らせてほしい」
とお願いしました。
テストのコースは、往復コースだが練習では往復できないので、往路のみだった。一度、転回のカンをつかみたいと頼んだところです。
他の参加者の人も同意してくれたようで、往復の練習となりました。
やってみるとわかりますが、このテストコースのオフセットスラロームは距離が短いので速度が乗らない。なので、素早い切り返しと加速、速度を落とし込みすぎないのはポイントかもしれないです。今回、往復を練習させてもらいましたが、往路から復路への転回は、考えている時間はなくて一瞬で来てしまう事がわかったのは、収穫。
さて、テストが始まります。測定は一人づつを5人計測後、もう一度、測定でよい結果を採用するという。あ~私は、なぜか3番目でした。
1番目~2番目は上級でよく見かける方々。見てると早い。フォームもキレイ。あぁなりたいものだ。
そして自分の番。やっぱ緊張するが、イントラさんからは、
「準備がよければ発進してください」
でスタートします。後方確認して出発する。ただの直パイだけどスタートから1本目までの距離がないので加速できない。なので、直パイしながら速度を上げていくような感じになる。リズムを意識しつつ2~3本目で本来の速度に乗せるようなイメージだろうか。
直パイを抜けて続いてのオフセットは距離が無いのでこれも加速ができない。ただ、付け焼き刃に速度をあげると失敗しそうなので、ここは無難にクリア。あとは戻ってテストを完了しました。
今回の結果は、36.6秒でした。前回のスキルテストでは36.1秒だったので落ちている。あぁ。これは反省しないと。ちなみに当日のベストタイムは、33.5秒でした。
評価は、
30.9秒以下 1級
で、あとは約2秒単位でタイムが長くなるについて級が落ちます。私は、4級でした。コレは前回と同じ級です。
午前中はこれで終了し、昼食後に再開となります。午後は一本橋からスタート。一本橋は前回のスキルテスト以来やってないので、進化してないないだろう。バランス受けとけばよかった。
最初にイントラさんからレクチャーはあります。ある意味、定番なんですが。
・三つのポイントがあります。
・速度コントロール、ハンドル操作、横方向への重心移動
・速度コントロールは、アクセルONで安定を取り戻す
・ハンドル操作で安定を取り戻す。これが一番無難
・横方向の重心移動は、バイクを傾けてさらに逆に自分を傾けて安定させる。
まぁ、この中で自分が出来そうなのは速度コントロールとハンドル操作だろう。だからそれに絞って練習を始める。
ココでも、きめ細かいアドバイスが聞けます。
・後輪ブレーキを常にONにして半クラッチを使って速度コントロール
・回転数に余裕がある。もっとアクセルをつかう。半クラッチで速度をコントロール
・一本橋の幅は30cmある。まだ10cmぐらいしか使って無い。もっと幅をつかう
色々アドバイスをもらいましたが、1時間枠でできること言えば、調子を取り戻すぐらいでしょうか。
さて、測定が開始されます。今回も前回と同様で、
1本目は無難に
2本目はチャレンジングで
でやってみました。結果としては2回とも脱輪なしで、測定結果は、13.7秒。前回が11.1秒なので少し伸びましたが、まぁ、誤差の範囲か。
この日のトップは、25.9秒でした。ちなみに1級になるのは、60秒越えなので、これはもはやいイントラ級かと思います。
評価は、
60.0秒以上 1級
45~60秒 2級
という感じであり、けっこう長いレンジになってます。私は7級であり、このレンジは10~15秒のレンジです。昇級のためには15秒を越えないとダメってことです。
続いてコーススラロームにうつります。コースは前回と同じ。基準タイムが短くなっているので、コースを変えたのか?と思いましたが変わって無かったです。
コースはこんな感じです。
市街地コースとしてはスタンダード。妙に小さいコーナーとか、ワナみたいなものは無いし、新コースの方は長めの直線+ターンがあるコースです。小さく回れた方が有利な部分は何カ所かあります。尚、ゴールは、停止位置でシッカリ停止しないとダメです。
ある意味、参加者の皆さんが一番楽しめるのは、この部分だと思います。慣熟走行ではCB1300の皆さんに先にいってもらい、付いていくことにしました。もう早い早い。どんどん行っちゃう。これが上級の慣熟か!?って体験させてもらったような気分。
そして練習に走行を約45分ぐらいもらえます。市街地コースを5人で占有するわけだから、もう、走り放題です。スタート位置では誰も待ってないし、先頭に追いつかれることもないので、どんどん走る。走る。コース自体は通常の練習コースのセッティングより短いです。
何周か走ってアドバイスがありました。
T名網さんからは。
「脱輪しない程度でもう少し後輪の走る位置を考えたほうがいい。」
でした。要は、ラインを考えて、後輪が縁石ギリギリを通過するイメージを持てという意味です。そして前走してもらいながら、ラインを教えてもらいました。ただ、一回で覚えられるものもないですけど。
K島さんからは。
「減速が終わってから旋回を行っている。
曲がり切ったときは減速が終わってしまっている。
減速しながら旋回が終わり、再加速に移れるように。
せっかく突入はいい感じの所もあったのでもったいないよ。」
これは前から指摘されていることで、これらを少しづつも改善できてきたつもりではあったが、まだまだのようだ。自分の心に染みついた速度と旋回の関係は、簡単には変えられないのだろう。これの改善について、K島さんに聞いてみたところ。
・ブレーキが早いのかもしれないし、倒し込みが遅いのかもしれない
ブレーキが強すぎるのかもしれない。
いろいろ走り方を変えてみるといいかも。
う~ん、K島さんらしい。核心は自分で考えよ、と謎だけ残して去るのがK島風。
そして測定の時間となりました。まぁ、何てことはない。一生懸命走った結果は、73.2秒でした。前回は79.4秒だったので、約6秒ぐらい早くなっている。これは練習の成果だろう。
評価は
61.9秒以下 1級
であり、後は2秒刻みで級が下がっていく感じでしょうか。私は7級でした。尚、ココでもCB1100は基準タイムが+2秒されます。
ちなみに、この日のベストタイムは、65.7秒でした。これは前回のスキルテストのベストタイム(66.1秒)を越えているタイムです。イントラさんが言うには、「夏場に比べて冬場は、どうしてもタイムは落ちる」というところでなので、スゴイことかも。
最後に教室に集合して今回の結果が配られます。私はというと、6級でした。前回が7級なので1級上がったことになります。
今回から級別のステッカー(というかシール)が配られます。私は前回分と今回分の2枚をいただきました。このシール、よく見ると、残念な結果が。
よく見ると・・・・・。ちょっとした間違い探しか。 確か浜名湖も同じシールを配っていたハズ。あと、前回参加者の人には、このシールを何らかの形で配るそうです。
今回のスキルテストは、前回と違って、5名ということで不人気な結果となってしまいました。こんな感じだと、次回は開催されないかも。私的には次回も受けてみたいと思っているが。
今回、参加人数が少ない原因は、色々あるだろうけど、
・日程が悪い
・値段の割高感
・敷居が高そうな雰囲気
あたりだろうか。
一番は日程だろうか。前回はお盆休み中だったので、参加可能な人が多かったと思うが、今回は年末前の平日。仕事が忙しい人も多かっただろうから、ちょっと厳しい日程かも。11月~12月のどこか土日に開催できれば、もっと集まるかもしれない。
値段については前回と同様。走行できる時間は確実に減るので、やはり割高感は否めない。可能なら値下げするのがイイと思う。あと、過去1年回の参加回数に応じての値引きでもイイかも。
「敷居が高そうな雰囲気」というのはあるのかな。一本橋と直パイは個人の力量が出るものだし、コーススラロームのコースは難しいコースではない。むしろ基本的なものだろう。だからこそ、自分の客観的な成績を見る事ができるし、次のステップを考える材料になると考える。 けっこう行けるかと思ったら、ダメだったとか。 まぁ、楽しみ方は人それぞれなので。ただ、前回と今回でコーススラロームは基準タイムが変わっている。 上位の方は変わらないが、下位の方は厳しくなっているようだ。私の前回のタイムは79.4秒で8級だったが、今回の基準では、78秒以上が10級となっている。
次回はいつだかわからないが、年三回ぐらいを考えているような。すると次は春かな。それまでにバランスファーストとパイロンスペシャルを交互に受講しておかないと。
そういえば、結果はホンダのホームページで掲載されると言ってました。たぶん、こちらのうWEBサイトだろう。
http://www.honda.co.jp/safetyinfo/HMS/hms_kentei/
スキルテスト風景や集合写真なども撮ってましたが、それらは館内に掲載するとか。できれば、その写真が欲しいところです。
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