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2012年8月 6日 (月)

CONTOUR+ インプレッション

CONTOUR+を購入したのは、北海道ツーリングのためだ。それまで私はパナソニックのハンディビデオカメラを使っていた。それなりに撮れるし見れるが、やはり振動が多くどうしても動画が乱れる。

とくにエンジンの回転数があがったり、速度が上がったりするとバイクの振動をもろに拾ってしまう。

理由は、カメラの形状によるようだ。

縦長のボディは省スペースで設置には有利だが、共振しやすく、これが動画の振動に影響している。実際にバイクを運転しながらカメラをみるとかなり振動しているのがわかる。

そこでCONTOURだ。ウェアラブルカメラと銘打っているだけあり、低重心でガッチリしたボディは振動にも強そうだ。実際に試験的に使ってみた感じでもかなり良いことがわかった。ただ、ちょっとしたテストだけしかしてないので、北海道ツーリングは正にぶっつけ本番だった。今回、撮影してきた動画を色々みていて、また、実際に使ってみていろいろわかったこともあるので、今回の記事にまとめてみたい。

1)筐体
 筐体は見るとわかるが、低重心でガッチリしたボディ。これなら振動にも強い。

2)操作性
 録画の開始、終了は上部のスライドスイッチで行う。グローブをはめた手でも十分操作可能な大きさであり、よく考えられている。

その反面、電源オン/オフやBluetoothの設定スイッチは押しにくい。また長押しを要求するのだが、長押ししている間にボタンが戻ってしまったりして、力の加減がわかりにくい。要は固いのだが、これはあまりよろしくない。

バッテリーを温存するためには電源のこまめなON/OFFが必要だと思うが、それがやりにくいのがちょっといただけない。

3)視認性
 CONTOURは液晶モニタが無いので、現在の状況をカラーLEDと音で表現する。電源オン時にバッテリー残量が(緑、黄色、赤)で表現されたり、同じようにメモリ残量もわかる。ただ、慣れが必要だろう。

4)バッテリー
 バッテリーの持続時間は、測定はしていないが録画時間にして2時間は持たないような気がする。感覚的なものだが、緑から黄色に変わってからは、無くなるまでが早い。私はUSB充電用の端子をバイクのハンドルに設置しているので、時々、CONTOURを充電しながら撮影している。

ただし、充電中は録画は出来ないようだ。でもCONTOURのオプションであり電源ケーブル(シガライタータイプ)では、「録画しながら充電可能」と書いてあるので、なんらかの方法があるのかもしれない。

私は、一般的なUSBケーブル(miniタイプ)を利用しているが、これだと充電と録画を同時にはできない。

なので、充電しながらバイクで移動し、録画したいときにケーブルを外して録画を行うことをやっていた。あと、充電時間はけっこうかかる。30分充電してもLEDは黄色であり、これだと10分ぐらいで録画が終わるようだ。

たぶん、USBケーブルのピン配列で何とかなりそうだけど。

5)画質と振動
 振動に対する画質への影響は少ない。実際にはバイクに設置した場合は振動は多少はあるが、ハンディビデオカメラの比ではない。みやすいしキレイだ。

画質はいくつかのモードがあるが、Full HDとAction HDのどちらかが一般的だと思う。Full HDとAction HDは解像度が違うが、それと同時に視野角が違う。

 Full HD  1920*1080 30fps 視野角125°
 Action HD 1280*720 30fps/60fps 視野角170°

Action HDにすると視野角が広がる反面、湾曲(ビン底)した画像になるのでセンターから丸みをおびる。景色の場合は気にならないが、今ひとつ不自然な感じだ。

Full HDでも少し湾曲するが自然であり、私はこちらの方が好きだな。

6)スマートフォン連携
 CONTOURの撮影画面の確認をアンドロイドスマホか、iPhoneで出来る。私はMEDIAS(N-04C)でやってみましたが、いくつか問題点があったので書いておきます。

アンドロイドマーケットからダウンロードしたCONTOURのソフトは、CONTOURのファームウェアが最新で無いとダメでした。最初、コレがわからず全く表示できなくて、困ってしまいました。CONTOURのファームのバージョンアップはStoryTellerから行えますが、バージョンが合わない等のメッセージは一切なく、単に接続不可しか出ないので、厳しい。

そして、スマホ連携が出来るようになった後、今度は、つながってもすぐに切れる現象が発生。つながっても、5秒ぐらいで切れてしまうのだ。いや、切れない時もある。結局、スマホとCONTOURの位置なのか、他の無線LAN等が影響しているのかわからないが、安定する位置関係があるようです。

販売元に問合せてみたが、BlueToothのスマホ連携は切れないハズとのことでした。

あと、このスマホ連携なのだが一番最初はペアリング動作があるのはいいとして、2回目以降もペアリングに近い操作を行う必要がある。

やり方は、こうです。
 CONTOURのBluetoothボタンを3秒間押す
  (ランプが点滅する)
 スマホからCONTOURアプリを起動し、デバイス検索する
 自動的につながって表示される

大した事ないかもしれませんが、BlueToothボタンは押しにくいので、うまく行かないとイライラします。よく使う機能だと思うので、軽くボタンを押すぐらいで出来るか、スマホ側からアプリを起動すれば、自動的に見えるぐらいにしてほしい。

このスマホ連携は位置調整のためのものなので、録画を開始すると切れます。まぁ、リアルで映像を確認できる必要はありませんが、それにしても操作性が悪い。

ただ、この機能があるので設置位置、角度、レンズの角度の微調整ができるのはありがたい。

7)StoryTeller
 CONTOURにはStoryTellerというソフトウェアがついているが、これの完成度は低い。イマイチだ。出来ることは多くはないし、モッサリしており全体的に反応が遅い。Core2 QuadのCPUのマシンでこれだと、かなり厳しいのでは?

このソフトで出来ることは、次の点。
 CONTOURで録画した動画をPCへ転送
 動画とGPSの連動した表示(動画+GPS軌跡をリアル表示)
 動画の整理とちょっとした編集
 CONTOURの設定

この中でおもしろいのは動画とGPS記録の連動機能で、動画がどこで撮影されたものかわかる。ただ、このソフトの上でわかるだけであり、これを自分の作成した動画に取り込むなどができないのは残念だ。例えば、GPS記録を単品動画として作成できるとか、対応する動画にインポーズするとか、そのぐらいやってほしいんだけどなぁ。

あと、このソフトはQuickTimeを必須としている。マニュアルではWindows Media Playerでもいいかもと思える記述があるが、QuickTimeは必須です。しかし、私のPCではいつの頃からか、Quicktimeがおかしくなっており、QuickTimeの標準プレーヤーが起動できない状態でした。
この症状はググってみると多くあるようで、また、かなり以前からあるようです。

QuickTimeプレーやを起動すると、
 QuickTime Active Xコントロールを読み込めなかったか検出できませんでした
とエラーになり起動しませ。

意味がさっぱりわかりませんが、QuickTimeのライブラリが壊れているのか、なんなのか。コレが出ると、Quicktimeのアンインストール、再インストールでも治りません。

いくつかのWEBサイトで紹介されている対処方法の中で私のPCに効果があったのは、下記のサイトの作者さんが作成してくれたバッチファイルでした。

   http://geebee23.blog122.fc2.com/blog-entry-41.html
  このサイトの作者が作ったバッチファイルが有効で、これでQuicktimeの
  エラーがでなくなり、結果、StoryTellerでの動画再生が可能になりました。

これはAppleのバグだな。このエラーがあってもiTunesには影響しないのでiPodを利用することには影響は無いが、CONTOURには影響します。これができないと動画が再生できないです。もう何年も前から報告されているこの問題を、Appleが修正しようとしないようだ。再インストールでもダメなので、上記サイトのバッチファイルが中ったら、OSから入れ直すしかないかも。

このことを販売代理店に連絡しましたが、
 「初めて聞きました」
とのことです。

ちなみに私のPCは、Windows 7 64bit版です。

8)その他の機能
 録画した日付がGMTである。CONTOURはStoryTellerで時刻をリセットすると2010/1/1になってしまうが、その後、GPSを受信するとその日付に変更されるようだ。だが、その日付がGMTのままでありタイムゾーンを意識してくれない。なので、録画した動画の日付がGMTとなってしまうため、
 「他の写真とかと並べる時に困る」
となる。録画した動画にEXIFのような録画時刻が入ってないので動画の作成日付から判断するしかないが、これがGMTなのだ。
私は残す動画ファイルの作成日付を自分が手で+9して日本時間にして整理している。ちなみにファイルの更新日付はPCへコピーした日付になってるので使えない。

これは、製品のツメが甘いと言わざる得ない。日付をGPSからもらうのはいいが、PCの日付と連動も出来ると良いし、利用者のタイムゾーンに合わせるのは常識だと思うが、違うか。

もしかしたら何か方法があるかもしれないが、StoryTellerにはそのような項目が無い。いや、こんな基本的なことはデホルトで設定されてあるべきだと思う。

9)音声
 マイクは内蔵されているが、音質はこもったような音で、イマイチとも言える。もう少し鮮明な音ならいいのだ。あと、私の場合、チリチリというノイズを拾ってるが、この原因がパーツの振動なのか、エンジンからの電気ノイズの混入なのかはわからない。

後、時々音声が録音されないケースがあった。どういう時に発生するのかわかっていないが、北海道ツーリングで無音の動画があった。HD動画は低スペックのPCでは再生できないので、私は家に帰って初めて動画を再生できてわかった。

10)総合評価
 不満点は多々あるが、バイクでの車上撮影というフィールドでは強力な相棒と言えるだろう。画質もキレイだし、なんと言っても振動がすくない。めったに行けないツーリング記録とかには重宝すると考えられる。

是非とも録画日付の部分やボタンの長押しなどの使いにくい部分を改良してほしいと思う。特にボタンの長押しって、私は嫌いです。何秒押したのかわからないし。

そして、付属ソフトウェアをもっと改良し、使いやすく、軽くサクサク動き、GPS記録を動画にインポーズするなどの機能を実現してほしいものである。

長々と書いてきましたが、最後に各録画モードの比較動画を掲載して終わりにしましょう。

ちなみに動画の最初のフルHD動画は北海道の知床半島です。2個目のAction HDは、千葉県のとある林道モドキです。けっこうキレイですね。

最後はレガシィのダッシュボードにミニ三脚でカメラを付けて、街中を走ってみました。やっぱり車に設置した場合が振動も無くてキレイですね。

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コメント

記事にもありましたが良くない点は
電源スイッチの接触が悪かったり反応が鈍かったり
Bleutoothのスイッチが何であんなところに埋まっているのか
スタンバイしていて良いところで録画スイッチを入れようとすると
スタンバイが長いことでメイン電源が切れていたり
スタンバイばかりしているとバッテリーの持ちもあまりよくないですね

でも撮った映像は綺麗で満足しています

満天の星さん、コメントありがとうございました。

まぁ、おっしゃる通りですね。電源スイッチの所は設計にムリがあると思います。わざわざあんな機構にする必要はなくて、もっと簡単なスイッチでいいと思うんですけどね。

バッテリーが持たないので、充電しながら撮影したいのですが、それもケーブルの問題かできないです。ただ、サポートは悪くなくて、色々教えてくれます。

こんにちは。

充電しながらの撮影ですが、シガーソケットでの充電ならできたように思えます。
撮影したのですが、充電ランプ作動していましたし。

こういう比較動画いいですね。
Full HDがこんなによかったとは。
私はTall HDとAction HDばっかりでした。
ただ、Full HDだと容量かなり食いませんか?

いいところもあれば悪いところもありますね。
スタートの起動にいつもてこずります。

Raikusさん、コメントありがとうございました。
動画はサイズがでかいので、どれもまぁ、似たり寄ったりではないかと思いました。
サイズよりも、見た目の自然さとキレイさで、私はFull HDがあっているようです。
動画hが、MP4に変換して保管する、しないを選別していますね。

まぁ、動画を編集したら、二度と見ないかもしれませんが。(^o^)

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