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2011年3月13日 (日)

地震の影響:ITは強いのか?

今回の地震で学ぶべきポイントはたくさんあった、あるいはこれからも出てくることだろう。私はIT関係の仕事をしているので、今回のような大きな地震があれば、自分の担当範囲の無事の確認や問題があれば対処を検討することになる。

だが、今回の震災には意外にもIT関係はどこも無事だった。災害に対しても多少の考慮はあり、重要なものは専門のデータセンターに預け、震災対策もきっちりやってることになっていたからだ。サーバやネットワークはどこも無事であり、稼動を続けていた。末端の事務所のネットワークやPCなんかもどこも無事だった。

問題だったのは、「電気」「水道」「交通」「電話」などのライフラインだろう。これらは実に弱かったような気がする。ITシステムは稼動しているが、電気が危ういということは、根底から崩れることに他ならない。また、これらを確認するための電話が繋がらないので、なんともイライラする自体となったわけだ。東京方面の電気は震災直後は無事だったが、東北方面は、のきなみ停電、あるいは停電予定となってしまった。場所によっては避難命令が出たりしてしまったし。

電話は内線網は結構強かったな。私の会社は2系統の内線網をもっているが、両方とも無事だった。駄目なのは外線や携帯電話だったな。

一般のインターネットも強かったな。プロバイダ等も無事だし、インターネット上のサーバ類も継続稼動していた。職場で参照していた交通情報、災害情報は全部閲覧可能だったし、自宅に戻ってから、いろいろな趣味のサイトを閲覧したが、どこも参照可能だった。個人向けWEBサイトでもデータセンターに収容されており無事だったということだろうか。

ITシステムは地震に対する対策を行ってきたが、ライフラインがそれについてこれない。これらの対策は非常に難しいことだが、その対策を引くことが大きな課題だろう。原発の問題もそのひとつかもしれない。先進国の災害事例は学ぶべきことが多いと見えて、多くの国々が支援を表明しているが、これは、

 「またとないサンプルに他ならない」

からだろう。

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