大森メーターでコメント
ちょっと久しぶり。
少し放置ぎみだったんですけど、コメントを頂いたのでレスを兼ねて更新したいと思います。
大森メーターの「元社員」の方からコメントをいただきました。私のブログは大森メーターの昔の社員の方が時々登場されてなんかスゴイですね。
今回は、元工場に勤務されていた、Hさんです。興味深いコメントをありがとうございました。
~~~~~~~~~~以下ブログ・コメント~~~~~
私、以前に大森メーター製作所の「三島工場(株式会社オーモリ)」で勤務していた者です。
このような事態になっている事に今頃気付きまして、びっくりして書き込みをさせて頂きました。巷では会社倒産云々、山内社長が行方不明云々という話題ばかりなので、少しメーターの事について触れておこうと思います。
管理人様所有のメーターが壊れているようですが、他サイトでたまに見かける「自力で電球交換」などの行為は絶対にしない方がいいです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ここまで
この方は技術者、または製造技術を担当されていたのか製造工程に詳しいと感じました。この方のコメントから察するに製造工程にけっこうこだわりがあり、精度を出すために色々な測定器などを揃え、日夜、製品の品質向上に努められてたと考えられますね。
ここから、大森メーターは技術もあるし、製造工程の精度向上に理解がある会社なのか?という風にもとれます。私も製造ラインの仕事にかかわったことがありますが、製造ラインというのは、
「改善活動」
の集合体というところがあるんですよね。
~~~~~~~~~~~~~~~~ココからブログコメント~
最後に、会社がこうなる事の前兆だったのかも知れませんが、三島工場閉鎖の少し前(平成8年頃)からOEM製品について色々と問題が起こっていたようです。
RE○宮やNI○M○から切られ、挙句にOEMメインだったTR○S○も切れてしまい、工場は閉鎖へ・・・
山内社長は北京語が流暢だったので支社のあった台湾や中国に行っているというウワサもあながち間違いじゃないかも知れませんね。
~~~~~~~~~~~~~~~~ココまで。
平成8年頃と言えば、1996年ですね。このあたりはバブルがはじけた後で、製造業全般がすごく苦境に立たされた時代であります。リストラなんていう言葉も良く聞かれたような気がします。なるほど、大森メーターは、このあたりから、苦しかったってことなんでしょうか。
私がBHレガシィを購入したが1998年でした。その後、同時期に大森メーターのターボ計を購入。翌年には電圧計、油圧計、油温計を購入しました。このあたりでは大森メーターに特に不安もなかったですけどねぇ。
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さっそくのレスポンスありがとうございます。
私もレガシィ(BG5)に乗っておりますので、同じスバリストとして今後ともお見知りおき頂けたら幸いです。
さて、大森メーターの社内事情(?)再びですが、ぶっちゃけ、大森メーターはラインとは呼べるような状態ではありませんでした。
全てが手作業、手作りです。
工場内では、製造に携わる社員全員が全ての工程がこなせるよう勤めておりました。
故に、一人あたり、一日に50~100個程度の製造が限界でした。
製造工程の手順や作業状態などが原因で工場長や社長とモメた事もありました。
得てして経営者は我々職人気質の意見は受け入れず、「効率」ばかり要求されるため、上司に見つからないように作業した事もあります。
どこの会社もそうでしょうけど、中間管理職というのはツラいものです。
パーツ製造のために社長命令で所沢にあるシチズンで研修を受けさせられ、下請けのマシニングセンターに長期出張、吸収した技術を台湾の工場に持っていくために、台湾に数ヶ月滞在させられ、帰国後も無理難題を言われた事もありました。
ちなみにこの研修、不良やクレームの多かったオイルブロックの精度を上げるためでした。
平成8年以前は鋳造だったものが、それ以降はアルミ削りだしになっています。
鋳造のオイルブロックが原因でお客様のポルシェを一台燃やした事もあったそうです。
何はともあれ、山内社長のワンマンっぷりは社内でも結構言われていて、気に入った(従順で技術がある)従業員に対してはとことん甘い人でした。
意見する人こそ大事だという事に絶対に気付いてくれませんでしたね。
とまぁ、不満を挙げればキリがありませんが、技術的なご質問などありましたら答えられる範囲でお答えしたいと思います。
投稿: H | 2008年8月12日 (火) 01時38分
はじめまして、仲村と申します。
コメントを察する限りでは、元社員の方なんでしょうか?
私は、たまたま大森のメーターが手元にあり、取り付けを試みているのですが取り付けできず、取説も専用センサーもなく、なんとか汎用のセンサーでの取り付けをしたいと考えております。
詳細を申しますと、45φの電子式ブースト計をオートゲージのブーストセンサーと組み合わせてのしようを試みております。(イルミネーションはバッチリ)
メーターからみて、センサーと接続すると思われる配線が4本(青、グレー、黄、橙 *本来はカプラーオン)ありますが、各々の配線の内訳、また、どの配線をセンサーと繋げれば針が動くようになるんでしょうか?ちなみにセンサーの配線内容は確認済みで、センサー信号1本を前述の4本のどれかに繋げば動くと私は考えております。
大森メーターへ問い合わせができれば、これに越したことはないのですが、このような状態であり、さまざまなHPを辿ってみましたが、センサーへの接続はカプラーオンのようであり、センサーラインの内容が省略されており、専用センサーも売られていないみたいで非常に困っております。
素人じみた内容ではありますが、宜しくお願い致します。
投稿: 仲村 | 2008年9月 3日 (水) 20時35分
仲村様、はじめまして。
お察しの通り、元社員です。
大森メーターの電子式ターボメーターについてですが、大森の場合、メーターに直接センサーを接続しても動作はしません。
メーターとセンサーの間にコントロールユニットを仲介するため、専用のコントローラーとセットになっているセンサーユニットが必要です。
センサー部は単純な圧力センサーでしかなく、この電気をパルス信号に変換するユニットを仲介する必要があります。
このユニットはピークホールド機能なども担っていますので、他社製のセンサーを接続して動作したとしても、正常な動作はしないと思われます。
投稿: H | 2008年9月 3日 (水) 23時24分
H様、ご回答有難う御座います。
ネット通販の案内を見ておりますと、新品購入した場合の付属品としては、下記内容のものがあるそうですが、
□耐油・耐熱ゴムホース0.6M
□3方ジョイント
□ターボ圧力センサー
□ワイヤーハーネス 3本
(商品内容を見ますとこれらが付属品みたいです。)
この中には、そのコントロールユニットの表示がありませんでしたが、付属品にあるターボ圧力センサー自体がその役割を果たす、大森専用のセンサーということでしょうか?
また、もう一台、電子式の油圧計があるのですが、これも同じく汎用センサー、あるいは他社センサーではブーストと同内容により作動はやはり難しいでしょうか?
投稿: 仲村 | 2008年9月 4日 (木) 00時00分